講座詳細情報
申し込み締切日:2015-10-01 / 日本史:文学:その他教養 / 学内講座コード:130213
桃太郎を考える
- 開催日
- 10/01, 10/08, 10/15, 10/22, 10/29
- 講座回数
- 5
- 時間
- 木曜日 13:00~14:30
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 13,608円
- 定員
- 30
- その他
- 早稲田大学オープンカレッジ会員は、11,826円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
桃太郎は、日本人にとって最も身近な懐かしいヒーローです。しかし、桃太郎が歩んできた複雑な歴史は、あまり知られていません。桃太郎の昔話が形成されたのは、室町末期から江戸初期にかけてのことと言われています。絵本や絵巻などに描かれるようになったのは江戸中期で、今から三百年ほど前のことです。そして、平成の今に至るまで、桃太郎は、絵本の中だけでなく、音楽や玩具、アニメなど、児童文化の幅広い領域に現れると共に、時代の波に翻弄されながら、その姿を大きく変えてきました。それらは全て桃太郎ですが、その姿には日本の世相の変遷が映し出されています。本講座では、民俗学、近世文学、児童文学など、幅広い分野のなかで重要なテーマとして扱われてきた桃太郎をとりあげ、代表的な語り伝えや重要な作家たちの作品、さらに町おこしや観光への桃太郎活用といった幅広い話題にふれながら、揺れ動く歴史の中で、さまざまな顔を見せてきた桃太郎について考えてみたいと思います。
講師陣
名前 | 加原 奈穂子 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学講師 |
プロフィール | 岡山県生まれ。専門分野は文化人類学・民俗学。早稲田大学大学院文学研究科博士課程を経て、現在、早稲田大学、東京芸術大学、明治大学などで教壇に立つ。2006年度岡山民俗学会賞受賞。共著に『桃太郎は今も元気だ』、『珊瑚の文化誌』(第28回寺田寅彦賞)、翻訳書に『アメリカの空へ』などがある。 |