大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
シェイクスピアは実に深く人間を見つめています。舞台を観ても翻訳で読んでも心に響くものがありますが、作品の原文に触れてみると、その味わいは格別です。時代を超えて語りかけてくるシェイクスピアの世界を、原文と映像を通して楽しみたいと思います。

【講義概要】
四大悲劇に先駆けて書かれた悲劇『ジュリアス・シーザー』を取り上げます。古代ローマの歴史を題材にした作品ですが、芝居独自の面白さがどこにあるのか探っていきたいと思います。今回は、第1幕から第3幕に焦点を当て、シーザー暗殺、ブルータスの演説、アントニーの演説などといった、とりわけ有名な場面から、毎回、原文を数十行ずつ選び、丁寧に読み進めていく予定です。適宜、映画や舞台の映像なども鑑賞します。

【ご受講に際して】
◆高校程度の英語が読めれば十分です。

名前	森本 美樹
肩書き	早稲田大学講師
プロフィール	千葉県生まれ。フェリス女学院大学大学院博士課程修了。博士(文学、フェリス女学院大学)。専門分野は、16、17世紀イギリス演劇。著書に、『オセロー―愛の旋律と不協和音』(文芸社)、『西洋の3大インテリジェンスをのみこむ本』(共著 東京書籍)などがある。