検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2015-05-13 / 日本史 / 学内講座コード:310209

陸軍中野学校の秘密戦教育

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
5月20日(水)~ 6月17日(水)
講座回数
5回
時間
10:30~12:00
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
11,826円
定員
54
その他
ビジター価格 13,608円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
旧日本陸軍で情報工作員の養成機関であった「陸軍中野学校」について、太平洋戦争前の同校創立期の全容を示す公文書を2012年に発見した。そこで謳われる「諜報謀略的人格の修練」とはなんであったか。7年間の防諜、諜報、宣伝、謀略の足跡を多角的に分析し、その成果を総括する。
※中野学校創立期の公文書は2012年に山本先生ご自身が研究の中で発見されました。

【講義概要】
明治維新で誕生した日本陸軍はロシアを仮想敵国とみなしてインテリジェンス活動を展開し始めた。当初はごく一部の将官による個人的な活動であったが、大正期のシベリア出兵を機に特務機関を初めて創設した。昭和期に入ると、満州、中国への侵略を本格化し、各地に特務機関を設置する。その機関は防諜、諜報、宣伝、謀略を行う情報工作員を多数必要とした。その養成のため1938年に「陸軍中野学校」が創設された。第2次大戦終了までの7年間に約2200名の卒業生を戦場や陸軍参謀本部に送り出した。その功罪について新発見資料を駆使して説明し、日本インテリジェンス史での位置づけを行う。また講義の行われる早稲田大学エクステンションセンター中野校は、この陸軍中野学校の旧校舎の跡地にある。その立地と変遷についても随時講義で取り上げる。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 5/20(水) 陸軍中野学校の誕生 ― インテリジェンス担い手の個人から機関への転換
第2回 2015/ 5/27(水) 陸軍中野学校卒業生の活動(1)満州・中国
第3回 2015/ 6/ 3(水) 陸軍中野学校卒業生の活動(2)ビルマなど南方
第4回 2015/ 6/10(水) ゲリラ・偵察要員の活動 ― ニューギニア、沖縄
第5回 2015/ 6/17(水) 陸軍中野学校の現代的意義

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『特務機関の謀略』(吉川弘文館)(1,700円)(ISBN:978-4642054577)

講師陣

名前 山本 武利
肩書き NPO法人インテリジェンス研究所理事長、早稲田大学名誉教授、一橋大学名誉教授
プロフィール 早稲田大学20世紀メディア研究所顧問、NPO法人インテリジェンス研究所所長。メディア史・インテリジェンス史・プロパガンダ研究。主たる単著に、『占領期メディア分析』(法政大学出版局、1996年)、『特務機関の謀略 ― 諜報とインパール作戦』(吉川弘文館、1998年)、『ブラック・プロパガンダ ― 謀略のラジオ』(岩波書店、2002年)、『GHQの検閲・諜報・宣伝工作』(岩波書店、2013年)など。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.