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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-04-01 / 文学 / 学内講座コード:310104

歌からひもとく二人の式部 紫式部と和泉式部を比べてみると

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 8日(水)~ 6月17日(水)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,652円
定員
30
その他
ビジター価格 27,216円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
平安時代の才女、紫式部と和泉式部をとりあげ、二人が残した歌集と日記から、その生きざまを探ります。紫式部の自身に向ける冷徹な眼差しと、今に賭けるべく詠う和泉の奔放な感性。その資質と表現の違いを見ていきます。

【講義概要】
紫式部は『日記』の中で、和泉式部を「けしからぬ」と評していますが、一方、その紫式部も地獄に落ちたとか、和泉は遊女になったとか、後世の二人に対する評価はあまり芳しいものではありません。なぜ、そんなことが言われるのでしょうか。原因は、彼女たちが詠んだ歌や物語にありそうなのですが…。幸い二人とも個人歌集と日記を残していますので、友人関係や恋愛模様をたどりながら、「本当のところ」どうなのかを読み取り、異質な個性と表現のありようを見ていくことにしたいと思います。

【主な講義内容】
紫式部・和泉式部の作品・生涯について概説
紫式部・和泉式部の評判 ― 紫式部堕地獄説、和泉式部遊女話
紫式部の歌集『紫式部集』を読む
和泉式部の日記と歌を読む
紫式部と和泉式部の評価について考える

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 4/ 8(水) 講座のねらいと授業計画について。紫式部・和泉式部の作品・生涯について概説
第2回 2015/ 4/15(水) 紫式部・和泉式部の評判 ― 紫式部堕地獄説、和泉式部遊女話 など―。何故そのような評判が生じたのか
第3回 2015/ 4/22(水) 本当はどうなのか。紫式部の歌集『紫式部集』を読む(1)
第4回 2015/ 4/29(水) 『紫式部集』を読む(2)
第5回 2015/ 5/13(水) 『紫式部集』を読む(3)
第6回 2015/ 5/20(水) 本当はどうなのか。和泉式部の日記と歌を読む(1)
第7回 2015/ 5/27(水) 和泉式部の日記と歌を読む(2)
第8回 2015/ 6/ 3(水) 和泉式部の日記と歌を読む(3)
第9回 2015/ 6/10(水) 和泉式部の日記と歌を読む(4)
第10回 2015/ 6/17(水) まとめ:紫式部と和泉式部の評価について考える。

備考

【ご受講に際して】
◆古文になじみがなくても、1000年昔の才女に興味がある方はぜひご受講ください。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『紫式部日記 ― 付紫式部集』(武蔵野書院)(1,200円)(ISBN:978-4838606399)※入手困難の場合は、『紫式部集』(岩波文庫、660円、ISBN:978-4003001585)でも可。
『和泉式部日記 ― 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫)(720円)(ISBN:978-4043699018)

講師陣

名前 久保木 寿子
肩書き 白梅学園大学教授
プロフィール 1945年生まれ。東北大学卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専門分野は、平安時代の和歌。著書に、『古今集古注釈集成 耕雲聞書』(笠間書院)、『実存を見つめる 和泉式部』(新典社)、『王朝和歌を学ぶ人のために』(共著、世界思想社)など。
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