大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
キリスト教が西洋美術の主な主題であった時代に焦点を絞り、代表的な作品とその歴史的・文化的背景を解説します。本講座を通じて、美術史の基礎知識と、作品を楽しく鑑賞するポイントを身につけることを目指します。

【講義概要】
春期は、キリスト教美術が成立した古代末期からゴシック美術までをご紹介します。キリスト教美術はいかなる経緯を経て誕生し、どのように伝播していったのか、前の時代から何を伝承し、どのように新たな創造へと踏み出したのかという問題を、各時代の代表的な作品を見ながら考えていきます。旅先や美術館で目にする様々な作品を理解するために必要な基礎知識を、一緒に学びましょう。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 5/17(日) 古代末期～西欧初期中世
第2回 2015/ 5/24(日) ビザンティン1
第3回 2015/ 5/31(日) ビザンティン2
第4回 2015/ 6/ 7(日) ロマネスク
第5回 2015/ 6/14(日) ゴシック

名前	辻 絵理子
肩書き	早稲田大学講師・共立女子大学講師
プロフィール	東京生まれ。博士(文学、早稲田大学)。専門は西洋中世美術史(ビザンティン美術)。「ストゥディオス修道院写本工房のペリカン図像」『美術史』第171冊(2011年)、「陽の昇るところから沈むところまで―ビザンティン余白詩篇第49(50)篇の重層的構造」『パトリスティカ』第18号(2015年)ほか。