大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
歴史書の成立とともに、考古学の成果などをもふくめて、中国古代の歴史をわかりやすく講義します。また同時に、中国史からみた日本の古代史についても触れることにします。

【講義概要】
春学期には、司馬遷『史記』、班固『漢書』、范曄『後漢書』、陳寿『三国志』の作者の伝記を読むことによって、中国古代の歴史書はどのように作られたか、という問題を基礎からよくわかるように講義します。中国では、近年、考古学の発掘調査が急速に進んでいます。秋学期には、洛陽や西安・大同・甘粛・遼寧等で発見された墳墓の壁面や棺等に描かれた画像を見ながら、漢から唐に至る時代の中国社会の様子を概説します。

【ご受講に際して】
◆春学期担当:福井重雅、秋学期担当:三崎 良章

名前	福井 重雅
肩書き	早稲田大学名誉教授
プロフィール	1935年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学・早稲田大学)。専門分野は、東アジア史、中国古代史、著書に、『漢代儒教の史的研究』(汲古叢書院)ほか多数がある。

名前	三崎 良章
肩書き	早稲田大学本庄高等学院教諭
プロフィール	1954年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学・早稲田大学)。専門分野は東アジア史。著書に、『五胡十六国の基礎的研究』(汲古叢書院)、『五胡十六国―中国市場の民族大移動』新訂版(東方書店)などがある。