大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
『韓非子』のなかでは地味、というよりは軽視される傾向ですが、主道篇はきわめて重要な内容を含んでいます。『韓非子』全体のなかでの重大な位置づけをさぐります。

【講義概要】
主君がポツンと一人だけでは「国家」は成り立ちません。ウジャウジャと臣下ばかり集まってみても統一できません。しかし、数のうえでは、圧倒的に臣下のほうが上です。では主君は、どうやって臣下たちを思うように操縦できるのでしょうか。主君の優位性は、どこに成立するのでしょうか。韓非子の思考と限界はどこにあるのでしょうか。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 1/ 9(金) 導入
第2回 2015/ 1/16(金) 主道篇の読解(1)
第3回 2015/ 1/23(金) 主道篇の読解(2)
第4回 2015/ 1/30(金) 主道篇の読解(3)
第5回 2015/ 2/ 6(金) 主道篇の読解(4)
第6回 2015/ 2/13(金) 主道篇の読解(5)
第7回 2015/ 2/20(金) 主道篇の読解(6)
第8回 2015/ 2/27(金) まとめ

名前	渡辺 精一
肩書き	中国文学者
プロフィール	國學院大學大学院博士後期課程単位修了。中国文学、日中比較文学を専攻。著書『三国志人物事典』『新訳三国志』『ビジュアル版史記物語』『反三国志』(以上講談社)『全論諸葛孔明』『三国志英雄伝』『諸子百家』(以上小学館)『素書』(明徳出版社)など多数。