大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
みづゑは水のコントロールであり、水との戯れです。その楽しみ・喜びの中にこそ、表現の全てがあるのかもしれません。水彩画の技法の流れを了解したうえで、透明水彩の魅力の再発見の場であり、私の技法の誕生の場です。

【講義概要】
パウル・クレーのテクニックは描こうとする必然があって生まれているものなのでしょう。色彩の豊かさは感性の鋭さであり、色を楽しむ実験から生まれてきているのかもしれません。水と戯れることで水彩の魅力の再発見があり、表現の深さを感じる時でもあります。私の中に眠っているかもしれない色へのこだわりを目覚めさせる場として。もう一歩次へのステップの道がはじまるのです。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 1/19(月) 青木繁の水彩「ランプ」から
第2回 2015/ 1/26(月) パウル・クレーを見る 色彩・展開
第3回 2015/ 2/ 2(月) 講評会
第4回 2015/ 2/ 9(月) パウル・クレーの透明水彩・水
第5回 2015/ 2/16(月) パウル・クレーの素描・ペン
第6回 2015/ 2/23(月) パウル・クレーの水彩表現の多様性
第7回 2015/ 3/ 2(月) 最終講評会

【ご受講に際して】
◆初回から、水彩絵具一式、スケッチブック、筆記用具等をお持ちください。初めて本講座を受講される方は、現在お持ちの道具をご用意ください。道具については初回講義時に講師より案内があります。

名前	南口 清二
肩書き	画家、(社)二紀会理事
プロフィール	1947年大阪生まれ。東京芸術大学油絵科(小磯教室)卒業後、同大学院を修了。卒業制作展にて大橋賞。1987年～1988年文化庁派遣在外研修員としてイタリアで研修。二紀展にて文科大臣賞その他。個展・グループ展にて作品発表。現在一般社団法人二紀会理事。