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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-02-11 / 文学 / 学内講座コード:140104

『とりかへばや』から学ぶ王朝物語

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
2月18日(水)~ 3月11日(水)
講座回数
4回
時間
13:30~15:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,000円
定員
30
その他
ビジター価格 16,100円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
平安時代末期のユニークな物語を読み、王朝物語の面白さに触れていきたいと思います。また、平安末だからこそ、『源氏物語』や他の王朝物語を享受しつつ、独自でユニークな物語になっている点をとらえ、王朝物語入門にもなればと思っています。

【講義概要】
『とりかへばや』は平安最末期に作られたユニークな物語です。やんちゃな妹は男装で、内気な兄は女装で、それぞれ宮中に出仕して、ひと味違った物語を巻き起こしていきます。平安期の物語に馴染み深い方も、平安期の物語を初めて読む方も、楽しく読んでいける物語です。今回は、なんと主人公が突然失踪してしまい、都中が大騒ぎになるところを読みます。山あり谷ありの部分です。まずは、こんな『とりかへばや』のおもしろさを楽しみたいと思います。しかしまた、平安末期の物語であるだけに、それまでの物語を、とりわけ『源氏物語』を十分に吸収し、共感したり反発したりしながら、独自な物語を切り拓いています。『とりかへばや』を読み、『源氏物語』を始め王朝物語全体を見渡し、王朝物語入門の側面を備えられればと考えております。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 2/18(水) 主人公失踪―物語史の新たな局面
第2回 2015/ 2/25(水) 主人公不在―親子と家の物語へ
第3回 2015/ 3/ 4(水) 主人公の宇治―物語の宇治
第4回 2015/ 3/11(水) 主人公の苦悩―都の影

備考

【ご受講に際して】
◆2014年度夏学期の同名講座からの続きになりますが、ストーリーはきわめて明快ですので、今回が初めての御受講でも、差し支えはありません。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『住吉物語 とりかへばや物語』(小学館新編日本古典文学全集)(4,585円)(ISBN:978-4096580394)

講師陣

名前 鈴木 泰恵
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 早稲田大学教育学部を卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学、早稲田大学)。専門分野は中古・中世の王朝物語文学。著書に『狭衣物語/批評』(翰林書房)、『国語教育とテクスト論』(共編著、ひつじ書房)などがある。
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