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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-01-27 / 文学 / 学内講座コード:140102

平安朝の女流日記を読む 『蜻蛉日記』・『和泉式部日記』

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
2月 3日(火)~ 2月24日(火)
講座回数
4回
時間
13:30~15:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,000円
定員
30
その他
ビジター価格 16,100円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
平安朝の文学作品を、これから本格的に読んでみたいと思っていらっしゃる方に、その入門篇として、主な女流日記作品を御紹介し、その魅力にふれていただきたいと思っています。また、作品が生み出された時代背景や作者をとりまく社会的環境などについても、適宜、解説していきます。

【講義概要】
和歌や物語と並んで、平安朝の文学史における主要なジャンルとして挙げられるのが、日記文学です。その書き手は女性であり、女性が自らの人生を回想しつつ、その内面をつづった作品として、作者自身の人物像や生き方への関心と共に、共感をもって読み継がれてきました。今回の講座では、藤原道綱の母が、夫兼家との結婚生活をおよそ二十年間にわたって回想しつつ、一夫多妻制の下での女性の苦悩を綴った『蜻蛉日記』と、歌人和泉式部が、帥宮敦道親王(そちのみやあつみちしんのう)との身分差のある恋愛を多くの贈答歌を交えて記した『和泉式部日記』の中から、それぞれ冒頭部分や主要な箇所を取り上げて、各二回でお話ししたいと思っています。なお、今後の夏学期、冬学期では、『紫式部日記』『更級日記』『讃岐典侍(さぬきのすけ)日記』などを順次取り上げて、全体として女流日記文学の流れを概観する予定です。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 2/ 3(火) ◆『紫式部日記』概説
◆冒頭部
◆道長・頼通など主家の人々を描く場面
◆憂愁の思い
第2回 2015/ 2/10(火) ◆「三才女評」(清少納言評など)
◆『更級日記』概説
◆冒頭部
第3回 2015/ 2/17(火) ◆『源氏物語』の耽読
◆継母との別れ
◆夢のお告げ
◆晩年の記事と、阿弥陀仏来迎の夢 など

備考

【ご受講に際して】
◆2010年度冬学期の同名講座と、ほぼ重なる内容です。
◆今回初めての御受講でも、全く支障はありません。

講師陣

名前 田畑 千恵子
肩書き エクステンションセンター講師
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。専門分野は平安時代の散文(特に『枕草子』・日記文学)。早稲田大学文学部ほか複数の大学で、講師として学部生の指導を担当。主な論文は、「枕草子『かへる年の二月二十余日』の段の位相」(『日本文学研究資料新集 四』有精堂)・「枕草子日記的章段の方法」(『中古文学』36号)など。
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