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講座詳細情報

申し込み締切日:2014-09-21 / その他教養 / 学内講座コード:130271

日本外交史論 スターリン、松岡洋右と日ソ中立条約

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
9月28日(日)~10月26日(日)
講座回数
5回
時間
15:15~17:15
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
16,000円
定員
30
その他
ビジター価格 18,400円
補足
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講座詳細

【目標】
第二次近衛内閣外相松岡洋右は、1941年3月と4月に二度モスクワを訪問してスターリン、モロトフと会談を重ねました。松岡の目的が日ソ条約の締結にあったこと、その背後に日ソ独伊四国連合への願いがあったことを明らかにします。

【講義概要】
大本営・政府連絡懇談会という、国政の最高レベルでの1941年2月3日の決定は、独ソ不可侵条約による独ソの友好関係の持続という前提のもとに、日ソ国交の調整を松岡に期待するというものでした。1940年11月12、13両日のモロトフとヒトラーの会談が事実上決裂した後では、現実性のない決定でした。独ソ関係決裂を知らぬ松岡は、念願の日ソ独伊四国連合実現をめざして、スターリンの支持のもとに41年4月13日に日ソ中立条約を成立させました。国際関係の現実から遊離した日本外交迷走のあとを辿ります。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 9/28(日) 大本営・政府連絡会議1941年2月3日決定「対独、伊、蘇交渉案要綱」とドイツの対ソ外交の急変
第2回 2014/10/ 5(日) スターリンとの1941年3月24日の最初の会見で松岡は日本人は古来道徳的共産主義者と発言
第3回 2014/10/12(日) 1941年4月の松岡・モロトフ会談の膠着と4月12日のスターリンの介入による日ソ中立条約成立
第4回 2014/10/19(日) スターリンの対独宥和政策と対独作戦計画
第5回 2014/10/26(日) 首相近衛文麿と外相松岡洋右の関係悪化と松岡放逐のための内閣総辞職

講師陣

名前 三宅 正樹
肩書き 明治大学名誉教授
プロフィール 1934年仙台生まれ。京都大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。文学博士(京都大学)。ユーラシア外交史専攻。著書は『ユーラシア外交史研究』(河出書房新社)、『文明と時間』(東海大学出版会)、『スターリンの対日情報工作』(平凡社)など。1985年から95年まで国際歴史学会理事。
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