検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2014-10-03 / 文学 / 学内講座コード:130104

昭和文学(戦後)の面白さ、「斜陽」「猟銃」「闘牛」「青梅雨」ほか

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月10日(金)~12月12日(金)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,000円
定員
30
その他
ビジター価格 26,400円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
近代文学の名作を、「言葉で描かれた心理」「言葉で描かれた風景」という二つの側面から読み直す試みに挑戦していますが、今回扱うのは、昭和時代(戦後)を特徴づける代表的な名作です。それぞれの作品の味わいを、明らかにして行きます。

【講義概要】
近代文学を支えた昭和(戦後)の名作から、まず太宰治の「斜陽」の表現をめぐって、新しく整備された自筆原稿や草稿の画像データベースを駆使しながら分析し、さらに井上靖のデビュー時代の「猟銃」「闘牛」などの名作、戦後の短編の名手とうたわれた永井龍男の「蜜柑」「青梅雨」などの名作の豊かな文学世界を、丹念に分析して行きます。いずれも文学者の個性が十分に生かされた、情感・構成の見事な作品です。作品の書き出し・クライマックス・結末など作品の細部に眼を注ぎながら、作者の表現技法や文学性がどう表現されているかに注意してみてください。

【各回の講義予定】
第1回 2014/10/10(金) 太宰治「斜陽」の背景
第2回 2014/10/17(金) 「斜陽」の分析・その1
第3回 2014/10/24(金) 「斜陽」の分析・その2
第4回 2014/10/31(金) 「斜陽」の分析・その3
第5回 2014/11/ 7(金) 井上靖「猟銃」
第6回 2014/11/14(金) 井上靖「闘牛」
第7回 2014/11/21(金) 井上靖「玉碗記」
第8回 2014/11/28(金) 永井龍男「蜜柑」
第9回 2014/12/ 5(金) 永井龍男「冬の日」
第10回 2014/12/12(金) 永井龍男「青梅雨」

備考

【ご受講に際して】
◆テキストは各自で購入して下さい。文庫本に入っていない井上靖「玉碗記」は、コピーを配付します。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『斜陽』(新潮文庫)(357円)(ISBN:978-4-10-100602-4)
『猟銃・闘牛』(新潮文庫)(430円)(ISBN:978-4-106301-0)
『青梅雨』(新潮文庫)(490円)(ISBN:978-4-107501-3)

【備考】
10月3日が休講となり、補講は12月13日に行います。
このため初回が10月10日に、最終回が12月12日になりますのでご注意ください。

講師陣

名前 中島 国彦
肩書き 早稲田大学教授
プロフィール 1946年、東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了、博士(文学)。早稲田大学文学学術院教授、公益財団法人日本近代文学館専務理事。日本近代文学専攻。著書『近代文学にみる感受性』(筑摩書房)、『夏目漱石の手紙』(共著、大修館書店)など。岩波書店版『白秋全集』『荷風全集』編集委員。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.