大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
法の側面から中国社会の歴史と現在を見てみたい。特に目標としたいことは、日本と中国が全く異なる社会であるということを認識してもらえるようにしたい。また、中国の法については、政治等と比べて普段あまり論じられないので、この講座を通じて、中国法についての正確な情報を提供したい。

【講義概要】
以下のようなテーマを考えている。
●日中は同文同種か
●中国人は訴訟嫌いか
●中国では政治がすべてか
●刑事事件の背後にあるすさまじい権力闘争
●契約違反もないのに何故損害賠償をしなければならないのか
●尖閣列島問題 ― 日中の法認識のギャップがかくも深刻な事態を招いた ―
●先進的中国法と伝統的法意識 ― 契約法のはなし ―
●中国人の法観念 ― 契約法の世界から見てみると ―

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 7/11(金) 日中は同文同種か
第2回 2014/ 7/18(金) 中国人は訴訟嫌いか
第3回 2014/ 7/25(金) 中国では政治がすべてか
第4回 2014/ 8/ 1(金) 刑事事件の背後にあるすさまじい権力闘争
第5回 2014/ 8/22(金) 契約違反もないのに何故損害賠償をしなければならないのか
第6回 2014/ 8/29(金) 尖閣列島問題 ― 日中の法認識のギャップがかくも深刻な事態を招いた ―
第7回 2014/ 9/ 5(金) 先進的中国法と伝統的法意識 ― 契約法のはなし ―
第8回 2014/ 9/12(金) 中国人の法観念 ― 契約法の世界から見てみると ―

【テキスト・参考図書】
参考図書
『入門中国法（初版）』（弘文堂）（2，800円）（ISBN:978-4335355721）

名前	小口 彦太
肩書き	早稲田大学教授
プロフィール	専門は現代中国法、中国法制史。1981年～1982年、ハーバードロースクール東アジア法研究プログラム客員研究員。『現代中国の裁判と法』(著書、2003年)、『中国の経済発展と法』(編著、1998年)、『唐令拾遺補』(共著、1997年)、「中国契約法における債権者代位権の基礎的研究」(論文、2014年)