大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
『源氏物語』に登場する女性たちについて、物語本文や鎌倉時代の物語評論『無名草子』を参照しながら解説していきます。夏学期では、若き日の光源氏が、須磨へ流離するまでに関わった女性たちの姿を通して『源氏物語』を味わいます。

【講義概要】
『源氏物語』全体を概説してから、個性的に描き分けられた女性たちの人物像を、物語本文や『無名草子』の記述などを参照しながら探っていきたいと思います。プリントを配付し、ストーリーの説明とともに解説していきますので、初心者の方ももちろん受講可能です。この学期では、藤壺、空蝉、夕顔、末摘花、紫の上、葵の上、六条御息所、朧月夜、花散里を取り上げる予定です。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 7/15(火) 『源氏物語』概説
第2回 2014/ 7/22(火) 藤壺
第3回 2014/ 7/29(火) 空蝉・夕顔・末摘花
第4回 2014/ 8/19(火) 紫の上
第5回 2014/ 8/26(火) 葵の上・六条御息所
第6回 2014/ 9/ 2(火) 朧月夜・花散里
第7回 2014/ 9/ 9(火) 補足とまとめ

名前	吉井 美弥子
肩書き	早稲田大学講師
プロフィール	新潟生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学・早稲田大学)。元桐朋学園芸術短期大学教授。専門分野は平安朝文学。著書に『読む源氏物語 読まれる源氏物語』(森話社)、編著書に『〈みやび〉異説』(森話社)、共編著書に『源氏物語事典』(大和書房)ほか。