大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
クラシック音楽は19世紀に入って、超絶技巧の持ち主、ヴァイオリンのパガニーニ、ピアノのリストの出現を契機に、絢爛豪華な、芸術としての最盛期を迎えます。名曲と名演奏誕生の秘密と、その背景を学びましょう。

【講義概要】
春の講座で掘り下げて学んだベートーヴェンやシューベルトなど、古典派後期からロマン派初期の大作曲家たちに続き、ロマン派最盛期の楽聖たち、ショパンやシューマンなどの生涯や作風、彼等の成し遂げた音楽史上の革新的な役割などについても、詳細に考察して参りたいと思います。恒例のライヴ演奏には、期待の若手や内容充実の中堅奏者を動員、無伴奏の弦楽曲から室内アンサンブルまで、多彩なプログラムを企画しています。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 7/ 7(月) ロマン派初期の西ヨーロッパ音楽事情。特にウィーンとパリの社交界の紹介です。
第2回 2014/ 7/28(月) フィンランドのオーケストラでコンサート・ミストレスの重責を担っているヴァイオリニスト、城代さや香の訪問です。
第3回 2014/ 8/ 4(月) ロマン派最盛期の西ヨーロッパ音楽事情。
第4回 2014/ 8/25(月) 超難関・ミュンヘン国際音楽コンクールの弦楽四重奏部門で上位入賞を果たした、ウェールズ・クァルテットのチェロ奏者・富岡廉太郎が来演。ピアノ・須関裕子。
第5回 2014/ 9/ 8(月) 日本音楽コンクール第一位のヴァイオリニスト・大江馨の再訪です。
第6回 2014/ 9/22(月) 上記の大江馨に東京音楽コンクール全部門第一位のヴィオラ奏者・田原綾子、若手チェリスト期待の星・笹沼樹が加わった超一級の弦楽三重奏。

名前	中野 雄
肩書き	音楽プロデューサー
プロフィール	東京大学法学部卒業。元ケンウッド代表取締役。昭和音楽大学・津田塾大学講師を歴任。現在音楽プロデューサーとして内外で活躍。「ウィーン・モーツァルト協会賞」等を受賞。著書『丸山眞男 音楽の対話』『ウィーン・フィル 音と響きの秘密』『モーツァルト 天才の秘密』(文春新書)『指揮者の役割』(新潮選書)等。