大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
秦の歴史を代表する将軍・白起は、連戦連勝。天下の国々に有名で、恐怖されていましたが、彼の末路は意外なものとなりました。どこに穴があったのか、司馬遷の妙筆を味わいます。

【講義概要】
連勝が約束されているがごとき勇将白起。大きな戦争の勝利をつかまえる方法は妙技のレベルでした。しかし、凶器は鋭利であればあるほど、うかつに扱うとケガをします。白起は対外的戦争では強いけれども、国内体制に思わぬ弱味がありました。武将の彼を快く思わぬ文官らは、これ以上白起を勝たすことを不快に思い、白起の始末に向かいます。それに抗う方法はどこにあると、司馬遷は示唆しているでしょうか。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 7/11(金) 導入
第2回 2014/ 7/18(金) 白起列伝の読解(1)
第3回 2014/ 7/25(金) 白起列伝の読解(2)
第4回 2014/ 8/ 1(金) 白起列伝の読解(3)
第5回 2014/ 8/ 8(金) 白起列伝の読解(4)
第6回 2014/ 8/22(金) 白起列伝の読解(5)
第7回 2014/ 8/29(金) 白起列伝の読解(6)
第8回 2014/ 9/ 5(金) まとめ

名前	渡辺 精一
肩書き	中国文学者
プロフィール	國學院大學大学院博士後期課程単位修了。中国文学、日中比較文学を専攻。著書『三国志人物事典』『新訳三国志』『ビジュアル版史記物語』『反三国志』(以上講談社)『全論諸葛孔明』『三国志英雄伝』『諸子百家』(以上小学館)『素書』(明徳出版社)など多数。