大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
イスラーム地域研究は、多様な研究手法を用いて、各地域の個性とイスラームとの関わりを検証する学問であり、扱う時代や対象は多岐にわたる。各講師が紹介する様々なテーマやアプローチを通じて、人々とイスラームの関わり方が、時代、地域、生活環境によって大きく変化していることを理解していただくことが本講座の狙いである。

【講義概要】
イスラームが人々の暮らしや社会の在り方に大きな影響を与えている地域は、アフリカ、中東、アジアの広大な地域にまたがっている。また、イスラーム地域から世界各地に移住する人たちが増えていることから、欧米や東アジアなどでもイスラームの影響力は増している。早稲田大学イスラーム地域研究機構は、2006年より人間文化研究機構(NIHU)との共同事業であるイスラーム地域研究(早稲田大学、東京大学、京都大学、上智大学、東洋文庫の5拠点によるネットワーク型共同研究)の中心拠点として、「イスラームとイスラーム文明に関わる実証的な知の体系を築く」という目標のもと、さまざまな研究活動を実施している。この講座では、早稲田大学イスラーム地域研究機構に所属する研究員が、それぞれの専門を生かしつつ実施しているイスラーム地域研究の成果を紹介する。地域的には、北アフリカから日本、時代的には、中世から現代までを対象とし、歴史、社会、政治、建築などの様々な視点からイスラームについて紹介する。

【各回の講義予定】
第1回 2014/ 4/10(木) 現代イランのイスラームと女性
第2回 2014/ 4/17(木) 近代を生きた遊牧英雄
第3回 2014/ 4/24(木) モスクからみる現代日本のイスラームコミュニティ
第4回 2014/ 5/ 8(木) 預言者ムハンマドとその時代
第5回 2014/ 5/15(木) 「アラブの春」のいま-エジプトを事例に-
第6回 2014/ 5/22(木) イスラームの知識と知識人
第7回 2014/ 5/29(木) 明治日本のイスラーム世界への視線
第8回 2014/ 6/ 5(木) 東・東南アジアのムスリムの食べ物と食事
第9回 2014/ 6/12(木) ナイルの民とイスラーム
第10回 2014/ 6/19(木) 世界のモスク建築

名前	桜井 啓子
肩書き	早稲田大学教授
プロフィール	－

名前	秋山 徹
肩書き	慶応義塾大学講師
プロフィール	早稲田大学イスラーム地域研究機構所属

名前	岡井 宏文
肩書き	放送大学客員准教授
プロフィール	早稲田大学イスラーム地域研究機構所属

名前	西村 淳一
肩書き	早稲田大学イスラーム地域研究機構主任研究員
プロフィール	人間文化研究機構地域研究推進センター研究員

名前	鈴木 恵美
肩書き	早稲田大学イスラーム地域研究機構招聘研究員
プロフィール	財団法人中東調査会研究員

名前	湯川 武
肩書き	慶応義塾大学名誉教授
プロフィール	－

名前	野田 仁
肩書き	早稲田大学准教授
プロフィール	－

名前	砂井 紫里
肩書き	自治医科大学講師
プロフィール	早稲田大学イスラーム地域研究機構所属

名前	吉村 武典
肩書き	早稲田大学イスラーム地域研究機構次席研究員
プロフィール	－

名前	深見 奈緒子
肩書き	早稲田大学イスラーム地域研究機構招聘研究員
プロフィール	東京大学生産技術研究所研究員