大学公開講座のセカンドアカデミー

＜目標＞
バロックから現代までの教会建築のデザイン的・様式的な特徴の理解を目指します。また、それぞれの宗教的空間が人々に表現したかったことを、建築空間のあり方のみならず、そこを彩る絵画・彫刻などの図像から読み解いていきます。


＜講義概要＞
ローマのサン・ピエトロ使徒座聖堂、教会堂から偉人の墓所に転用されたパリのパンテオン、中世の様式をリヴァイヴァルさせたネオ・ゴシックの教会堂群、ロンシャンのノートル・ダム・デュ・オー巡礼教会堂など、近世以降のヨーロッパ各地の教会建築を豊富な写真を使って紹介します。イタリアやフランスなどの西ヨーロッパを中心にしつつ、マカオのサン・パウロ天主堂跡や東京カテドラルなどのヨーロッパ外の作例も取り上げていきます。各時代の宗教的空間の特徴を建築デザインの様式という側面から解説しつつ、ときには同時代の教会音楽を聴きながら往時の聖堂空間の有り様に思いをはせてみたいと思います。


＜各回の予定＞
第１回　プロテスタント諸派の教会建築
第２回　イエズス会の教会建築
第３回　教皇のバロック
　　　　　―ベルニーニとボッロミーニ―
第４回　新古典主義の教会建築
第５回　ゴシック・リヴァイヴァル
第６回　近代建築運動と教会建築

＜ご受講に際して（持物、注意事項）＞
【注意】パンフレット記載の日程が変更となりました。

変更前：10/3, 10/17, 10/31, 11/14, 11/28, 12/5
変更後：10/3, 10/10, 10/31, 11/14, 11/28, 12/5（※休講10/17→補講10/10）


＜備考＞
テキスト
『図説 キリスト教会建築の歴史』（河出書房新社）（2,000円程度）


＜お問い合わせ＞
開講日まで１週間を切った講座は、お電話にてお問い合わせください。
　→　電話番号 ０３−３２０８−２２４８

講座申込みは開講日前日（前日が休業日のときは前開室日）１７時まで可能です。

名前	中島　智章
肩書き	工学院大学准教授
プロフィール	－