大学公開講座のセカンドアカデミー

人間が人間らしく温かく生きていくためには、自らの過去をふりかえり、その航跡を確かめ、改めて出発することが大切です。
自分史を通して、自分を発見し、自分のまわりの他者を知り、自分に感動することを目標とします。


人間誰しもが、喜びや悲しみ、つらいことや嬉しいことがあると思います。でも自分の生きてきた存在に誇りをもちましょう。自分史は必ずしも一生涯の完結した作品ではありません。若き日々の一齣一齣も立派な自分史です。講義内容は各回の講義予定の通りです。


第１回　自分史の意味と意義
第２回　正岡子規「仰臥漫録」などの生活記録史
第３回　「エンピツをにぎる主婦」「あの日夕焼け」
第４回　細井和喜蔵「女工哀史」渋谷定輔「農民哀史」
第５回　色川大吉の自分史、橋本義夫のふだん記
第６回　新井白石「折たく柴の記」福沢諭吉「福翁自伝」
第７回　永井荷風「断腸亭日乗」宮沢賢治「ローマ字日記」
第８回　杉田玄白、平田篤胤らの自画像と自分史
第９回　吉田松陰、幸徳秋水らの死刑囚の自分史
第10回　自分史の書き方、作り方

資料配付

名前	大槻　宏樹
肩書き	早稲田大学 名誉教授
プロフィール	－