大学公開講座のセカンドアカデミー

江戸時代の政治や社会制度を理解し、日本の原形を作った江戸時代への理解を深める。


江戸時代は、現在の日本の原形を作った時代です。たとえば、中央集権国家である近代日本は、幕府の参勤交代制を前提にしないと理解できませんし、近代の官僚制も幕府官僚制と密接な関係にあります。
武士道は、現代日本人のメンタリティーの元になる倫理です。また、男尊女卑と考えられている江戸時代ですが、大奥女中は女性だけで大奥という役所を運営していました。本講座では、江戸時代をこのようなさまざまな視点から考えていきます。
春学期は、江戸時代の武士社会を中心に講義し、秋学期は江戸時代の女性について講義します。


第１回　お殿様たちの出世――大名と役職
第２回　幕府の官僚制――旗本の昇進コース
第３回　武士道と切腹――日本人の責任のとり方
第４回　鎖国という名の外交
第５回　蘭学者の群像――外国の科学技術受容の様相
第６回　江戸大地震と町奉行所

※秋学期に継続を予定しています

参考図書
『日曜日の歴史学』（東京堂出版）（1,575円）
（ISBN：978-4490207422）山本博文著

テキスト
『江戸に学ぶ日本のかたち』（NKH出版）（970円）（ISBN：978-4-14-091145-7）山本博文著

※日程にご注意ください

名前	山本　博文
肩書き	東京大学大学院 教授
プロフィール	－