大学公開講座のセカンドアカデミー

西田幾多郎の遺稿「場所的論理と宗教的世界観」は彼の弟子たちに遺言として残したものであると伝えられています。
この講座では、この論文を精読することによって、西田哲学の真髄に迫っていきたいと思います。


「場所的論理と宗教的世界観」（一般に「宗教論」と呼ばれている）は、西田哲学の最終の立場を叙述した最重要文献です。この宗教論のなかで、西田は、キリスト教をも、また仏教をも、ともに包むことのできる思想として「逆対応」の論理を提示しました。
この講座では、西田哲学を宗教的自覚の論理としてとらえる立場から、西田の宗教論の展開と発展の過程をたどりながら、難解な「逆対応」の論理を解明していきたいと思います。


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今年度はテキストの第３章から読み始めます。

テキスト
『西田哲学を読む1―「場所的論理と宗教的世界観」』（大東出版社）（2,600円）（ISBN：978-4-500-00728-8）小坂国継著


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名前	小坂　国継
肩書き	日本大学大学院 教授、早稲田大学講師
プロフィール	－