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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-10-03 / 文学 / 学内講座コード:1020

芥川龍之介の文学に親しむ―その初期・中期の作品をめぐって―

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10/4~12/6(木)
講座回数
20
時間
10:40~12:10
講座区分
通年 
入学金
8,000円
受講料
44,000円
定員
 - 
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

芥川龍之介の小説家としての活動は、1914年から27年まで。その活躍の時期は、そのまま大正時代と重なります。

大正時代に常に文壇の花形として生きた芥川の代表的な作品を読むことを通して、この時間は、彼の生き方、人間観をともに考え、文学作品を読む愉しさを味わっていきたく思います。


芥川文学の特色として、1行読むだけで芥川と判る緊張した文体、短編小説として完成された形式、時代背景や方法が作品毎に異なる多様性などが挙げられます。

そのような作品の背後には、常に芸術家として生きるあくなき精進とともに、そうした営みに反し、〈炉辺の幸福〉に自足する、ささやかな生活への芥川の憧れが強く感じとれます。

この時間では、そのような芥川文学の魅力を、ともに鑑賞していきたく思います。



参考図書

『芥川龍之介書簡集』(岩波書店)(900円)

(ISBN:978-4-00-360016-0)


第1、2回 「老年」「大川の水」「ひよっとこ」―芥川と隅田川の文学

第3、4回 「羅生門」―芥川の〈歴史小説〉の誕生

第5、6回 「鼻」「芋粥」―夏目漱石との出会い

第7回   「孤独地獄」と「父」―芥川の〈小品〉の魅力

第8、9回 「偸盗」―新たな試みの挫折

第10、11回 「二つの手紙」「或日の大石内蔵助」「袈裟と盛遠」―噂の声と呟きと

第12、13回 「戯作三昧」「地獄変」―芸術家の孤独と歓喜

第14、15回 「枯野抄」―孤高に生きるということ

第16回   「蜜柑」―芥川の身辺小説

第17、18回 「舞踏会」―芥川の〈開化期もの〉

第19、20回 「秋」―現代小説試みの成功

備考

講義で取り上げる作品は、予め読んでおいていただきたく思います。





※教室を変更いたしました(4月6日更新)。

エクステンションセンター本館402教室→9号館303教室

講師陣

名前 石割 透
肩書き 駒澤大学 名誉教授
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