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講座詳細情報

申し込み締切日:2012-10-01 / 日本史:芸術・文化:その他教養 / 学内講座コード:830132

1700年代の文化・芸能と江戸しぐさ―江戸の人々が心豊かだった秘密―

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10/02~12/04(火)
講座回数
10
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,000円
定員
 - 
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

今学期は、2011年1月から始まった冬講座・春講座・夏講座と続けてきた江戸しぐさシリーズのまとめに当たる。心豊かで人間通の江戸の人々が出来上がった背景を、まず理解したい。そのうえで、今の時代に何が欠けているか、江戸の人々の体験をどのように生かすのか、わが身に置き換えて考えてみたい。

参考図書
『江戸の繁盛しぐさ』(日本経済新聞出版社)
『人づくりと江戸しぐさ おもしろ義塾』(MOKU出版)
『豪商と江戸しぐさ おもしろ義塾2』(MOKU出版)
-
第1回 江戸しぐさと身体知─相手の心を汲みとれた理由─

江戸時代の人々は武道であれ文化・芸能であれ、身体感覚で身につく「身体知」を育んできた。その実際は「からだ言葉」といってよいほど身体の動きに関わる言葉が多いことからもわかる。



第2回 江戸っ子─地廻り経済がもたらしたもの─

人口が集中し一大消費都市になった江戸は、経済力をバックに上方に対抗する存在になる。江戸っ子は、文化・芸能で江戸らしさを発揮した。



第3回 俳句─驚異の全国ネットワーク─

日本人の繊細さと大胆さは、俳句によって培われた面が多い。しかも、全国を網羅する大変な情報網があった。



第4回 歌舞伎─助六に託した思い─

町人が武士をやっつける助六芝居は、江戸っ子の気分にぴったり。上方生まれの原作を江戸流にしたて、一つの文化になった。



第5回 川柳─すぐれた人間観察─

俳句ほど約束事がなく、思った様を表現できるからファンが増えた。おかげで後世に江戸の事情が伝わりやすくなった。



第6回 浮世絵─江戸が生んだニューメディア─

浮世絵の発生は、「大小絵暦交換会」がきっかけだった。錦絵と呼ばれる色刷りの世界が、いかにメディアを変えたことかを探る。



第7回 狂歌─武士と町人の融合─

武士であれ商人や職人であれ、狂歌の世界ではペンネーム一つで身分の違いを超える事ができた。このような自由な発想から生まれた副産物は何か。



第8回 華道、茶道─家元制度がもたらしたもの─

1700年代に入ると、京都・大阪で生まれた家元制度が江戸にもやってくる。この仕組み、江戸しぐさを理解するのに便利である。



第9回 黄表紙─説話から小説へ─

1600年代は、上方に押されていた出版業界。しかし1700年代、時代がうつると、にわかに意欲的な作品が生まれ始める。



第10回 落語─話芸に光る人情─

落語の源流の一つは、お寺の説教。人間のあり方を、笑いと涙の中で教えるために、話芸を磨いた一面がある。ここにも江戸しぐさに通じる材料は豊富にある。

備考

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講師陣

名前 桐山 勝
肩書き NPO法人江戸しぐさ副理事長
プロフィール
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