大学公開講座のセカンドアカデミー

立川談志が二十代で著し、落語ファンのバイブルとして現在も読み継がれている「現代落語論」を、春講座に引き続いて読み解く作業を続けます。本講座では実演者しか分からない思いや感覚も記されています。

そうした部分にも目を向け、落語の奥深さを体得することを目標とします。
「現代落語論」にはさまざまな落語が例示されています。それらの音源や映像を鑑賞して「現代落語論」で談志が伝えたかったことは何かを春講座に引き続き、把握していきます。そして軽く読み飛ばしがちな箇所についても注意を払い、深く内容を理解できるように努めます。さらに孫弟子の実演と思い出話から談志の人と芸に迫ります。

また他の一門の方にも実演をしていただき、談志の目指した落語論が現在、どのように落語界に定着しているのか把握するとともに、今後の落語鑑賞に役立てていただきたいと思います。



実演　10/17

三遊亭兼好（さんゆうてい　けんこう）

1970年福島県生まれ。98年三遊亭好楽に入門。2008年真打昇進。06年・07年にっかん飛切落語会努力賞受賞、07年同落語会奨励賞受賞。08年林家彦六賞受賞。明るさと軽快さが持ち味、独自の味付けで楽しさあふれる落語を聴かせる。五代目三遊亭円楽一門所属。



実演　11/14

立川志奄（たてかわ　しえん）

1974年、横浜市生まれ。1999年、立川志らくに入門。立川らく八。2012年、二ツ目昇進。立川志奄と改名。遅咲きながら、じっくりと芸の習得に努め、安定感のある心休まる落語で頭角を現してきた。今後が楽しみな存在。



実演　11/28

春風亭一之輔（しゅんぷうてい　いちのすけ）

1978年、千葉県生まれ。2001年、春風亭一朝に入門。2004年、二ツ目昇進。2005年、第10回岡本マキ賞受賞。2008年、国立演芸場花形演芸大賞銀賞受賞、第4回東西若手落語家コンベティション優勝。2010年、NHK新人演芸大賞（落語部門）受賞、文化庁芸術祭新人賞受賞と数々の賞をとり、その実力に注目が集まっている。2012年、先輩を二十一人抜いて真打昇進。
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※パンフレット記載の日程より変更になっております。

【変更前】10/3, 10/10, 10/17, 10/24, 10/31, 11/7, 11/14, 11/21, 11/28, 12/5

【変更後】10/3, 10/10, 10/17, 10/31, 11/7, 11/14, 11/21, 11/28, 12/5, 12/12

（休講：10/24→補講：12/12）

名前	布目　英一
肩書き	月刊浪曲編集人、横浜にぎわい座企画コーディネーター
プロフィール	－