講座詳細情報
申し込み締切日:2012-09-27 / 政治:経済:心理 / 学内講座コード:307004
国際戦略―日本の国際戦略を考える―
- 開催日
- 09/28~12/14(金)
- 講座回数
- 10
- 時間
- 14:45~16:15
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 23,000円
- 定員
- -
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
2012年になった今日、将来のための日本の国際戦略、国際的なグランドデザインといったものを真剣に考えていかなければならない時期に来ている。
中国、インドといった発展途上大国が台頭し、現在の図式が変わる可能性もある。
その場合、日本は果たして先進国の地位から陥落して小さな経済大国になるのか、あるいは豊かな小国になるのか。そうした中で世界における日本の地位と役割、そしてその戦略性などを深めることを目的とした研究がもっと行わなければならない。
本講義では、日本を取り巻く現在の環境をフォローしたうえで、今後取るべき指針について議論を深めることを目的とする。
グローバル化が進行する国際政治経済体系を踏まえ、日本のあるべき進路・戦略について議論し、日本の対外戦略のグランド・デザインを提案し、内外に情報発信を行うことを目的とする。
日米安全保障体制、経済協力、朝鮮半島、欧州、国連、アフリカなどについて講義を行う。
なお講義は最新の情報にアップデートした内容を予定している。
【1】9/28 日米安保―「安全保障」―
片岡貞治 早稲田大学教授、早稲田大学国際戦略研究所所長
安全保障とは何か?集団的自衛権とは何か。集団安全保障とは何か。憲法改正論議が進む昨今、改めて国連の集団安全保障体制と集団的自衛権の問題、そして日本の戦略、日米安全保障体制について検討しなければならない。
【2】10/5 中国という国をどうとらえるか―国家権力と市民社会の関係―
阿古智子 早稲田大学准教授
一党執政体制の中国では、「安定維持」を理由に言論・思想・結社の自由が制限されているが、一方で、市場経済の進展と情報技術の向上によってメディアが急速に発達し、インターネット上の議論が世論形成に大きな影響を及ぼしている。本講義では現代中国の変容を国家権力と市民社会の関わりという観点から考察する。
参考図書:『アジアの非伝統的安全保障中国編』(勁草書房)
【3】10/12 開発と平和―「脆弱国家」に対する国際社会の支援―
稲田十一 専修大学教授
平和構築・復興支援の分野を中心に、国際社会による支援の近年の潮流を整理し、「脆弱国家」というとらえ方、「平和構築」や「国づくり(国家建設)」のための支援が、どのような経緯で登場し、その政策概念はいかなるのものであり、具体的アプローチはどのようなものなのか、について解説する。
参考図書:『開発と平和−脆弱国家支援論』(有斐閣)
【4】10/19 日米安保―日米安保体制と沖縄―
江上能義 早稲田大学教授
在日米軍基地の75%が集中する沖縄は、日米安保体制の要である。1996年に合意された普天間飛行場の移設先をめぐって、日米両政府と沖縄側の対立が続いている。沖縄の歴史や住民感情にも言及しながら、“日米安保体制の中の沖縄”について考察する。
参考図書:『沖縄と米軍基地』(角川書店)
【5】10/26 アフロ・オプティミズムとアフリカへの支援
堀内伸介 アフリカ協会理事
今世紀に入りアフリカ大陸の経済発展は目覚ましいものがある。その実態と要因を検討し、今後のわが国のアフリカ支援の方向につい議論する。
参考図書:『政府開発援助(ODA)白書]2010年版 ※外務省HPからダウンロード可。
【6】11/9 日本の朝鮮半島戦略
重村智計 早稲田大学教授
日本には、7世紀の白村江の戦い以来、元寇や豊臣秀吉の朝鮮侵略も、戦略を欠いていた。日朝交渉や拉致問題への対応でも、戦略無き外交が展開された。どうして戦略的な外交を展開できないのか、どうすべきかを考える。
【7】11/16 開発問題に対する日本の国際戦略
大門 毅 早稲田大学教授
経済援助や開発が平和構築や民主化に貢献しうる有効な介入であるかは歴史的に未検証な仮説である。本講座では国内外の平和構築に関する最新の学術研究と主要ドナー諸国の平和構築に対する取り組み、フィールド調査を踏まえつつ、平和構築に資する経済協力論へのてがかりと、日本の選択肢について問題提起を行う。
参考図書:『平和構築論:国際援助の新戦略』(勁草書房)
【8】11/30 北欧の国際戦略―自立と連帯―
岡澤憲芙 早稲田大学教授
地球にはいま、約200以上もの国や地方がある。北欧は、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェーの5ヶ国と3つの地域で構成され、人口は約2500万人。規模は小さいのに、世界的知名度が高く、好感度も高い。近年では、その強い国際競争力が評価されている。《小さくともキラリと光る国》づくりの国際戦略を探りたい。
【9】12/7 日本とEU/欧州の新成長戦略―高齢社会と新成長戦略を考える―
福田耕治 早稲田大学教授
経済危機以後のEU高齢社会と新成長戦略に焦点を当てる。いかなる政策的対応をとっているのか。リスボン条約の下でEUの新成長戦略から日本は何を学びとる必要があるのか。日本にとってのEUの意味を考える。
【10】12/14 日本の国際戦略
片岡貞治 早稲田大学教授、早稲田大学国際戦略研究所所長
日本の国際戦略を考える。日米関係、日中関係、日EU関係、朝鮮半島情勢、アフリカ諸国との関係などを踏まえて全体の総括を行う。
中国、インドといった発展途上大国が台頭し、現在の図式が変わる可能性もある。
その場合、日本は果たして先進国の地位から陥落して小さな経済大国になるのか、あるいは豊かな小国になるのか。そうした中で世界における日本の地位と役割、そしてその戦略性などを深めることを目的とした研究がもっと行わなければならない。
本講義では、日本を取り巻く現在の環境をフォローしたうえで、今後取るべき指針について議論を深めることを目的とする。
グローバル化が進行する国際政治経済体系を踏まえ、日本のあるべき進路・戦略について議論し、日本の対外戦略のグランド・デザインを提案し、内外に情報発信を行うことを目的とする。
日米安全保障体制、経済協力、朝鮮半島、欧州、国連、アフリカなどについて講義を行う。
なお講義は最新の情報にアップデートした内容を予定している。
【1】9/28 日米安保―「安全保障」―
片岡貞治 早稲田大学教授、早稲田大学国際戦略研究所所長
安全保障とは何か?集団的自衛権とは何か。集団安全保障とは何か。憲法改正論議が進む昨今、改めて国連の集団安全保障体制と集団的自衛権の問題、そして日本の戦略、日米安全保障体制について検討しなければならない。
【2】10/5 中国という国をどうとらえるか―国家権力と市民社会の関係―
阿古智子 早稲田大学准教授
一党執政体制の中国では、「安定維持」を理由に言論・思想・結社の自由が制限されているが、一方で、市場経済の進展と情報技術の向上によってメディアが急速に発達し、インターネット上の議論が世論形成に大きな影響を及ぼしている。本講義では現代中国の変容を国家権力と市民社会の関わりという観点から考察する。
参考図書:『アジアの非伝統的安全保障中国編』(勁草書房)
【3】10/12 開発と平和―「脆弱国家」に対する国際社会の支援―
稲田十一 専修大学教授
平和構築・復興支援の分野を中心に、国際社会による支援の近年の潮流を整理し、「脆弱国家」というとらえ方、「平和構築」や「国づくり(国家建設)」のための支援が、どのような経緯で登場し、その政策概念はいかなるのものであり、具体的アプローチはどのようなものなのか、について解説する。
参考図書:『開発と平和−脆弱国家支援論』(有斐閣)
【4】10/19 日米安保―日米安保体制と沖縄―
江上能義 早稲田大学教授
在日米軍基地の75%が集中する沖縄は、日米安保体制の要である。1996年に合意された普天間飛行場の移設先をめぐって、日米両政府と沖縄側の対立が続いている。沖縄の歴史や住民感情にも言及しながら、“日米安保体制の中の沖縄”について考察する。
参考図書:『沖縄と米軍基地』(角川書店)
【5】10/26 アフロ・オプティミズムとアフリカへの支援
堀内伸介 アフリカ協会理事
今世紀に入りアフリカ大陸の経済発展は目覚ましいものがある。その実態と要因を検討し、今後のわが国のアフリカ支援の方向につい議論する。
参考図書:『政府開発援助(ODA)白書]2010年版 ※外務省HPからダウンロード可。
【6】11/9 日本の朝鮮半島戦略
重村智計 早稲田大学教授
日本には、7世紀の白村江の戦い以来、元寇や豊臣秀吉の朝鮮侵略も、戦略を欠いていた。日朝交渉や拉致問題への対応でも、戦略無き外交が展開された。どうして戦略的な外交を展開できないのか、どうすべきかを考える。
【7】11/16 開発問題に対する日本の国際戦略
大門 毅 早稲田大学教授
経済援助や開発が平和構築や民主化に貢献しうる有効な介入であるかは歴史的に未検証な仮説である。本講座では国内外の平和構築に関する最新の学術研究と主要ドナー諸国の平和構築に対する取り組み、フィールド調査を踏まえつつ、平和構築に資する経済協力論へのてがかりと、日本の選択肢について問題提起を行う。
参考図書:『平和構築論:国際援助の新戦略』(勁草書房)
【8】11/30 北欧の国際戦略―自立と連帯―
岡澤憲芙 早稲田大学教授
地球にはいま、約200以上もの国や地方がある。北欧は、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェーの5ヶ国と3つの地域で構成され、人口は約2500万人。規模は小さいのに、世界的知名度が高く、好感度も高い。近年では、その強い国際競争力が評価されている。《小さくともキラリと光る国》づくりの国際戦略を探りたい。
【9】12/7 日本とEU/欧州の新成長戦略―高齢社会と新成長戦略を考える―
福田耕治 早稲田大学教授
経済危機以後のEU高齢社会と新成長戦略に焦点を当てる。いかなる政策的対応をとっているのか。リスボン条約の下でEUの新成長戦略から日本は何を学びとる必要があるのか。日本にとってのEUの意味を考える。
【10】12/14 日本の国際戦略
片岡貞治 早稲田大学教授、早稲田大学国際戦略研究所所長
日本の国際戦略を考える。日米関係、日中関係、日EU関係、朝鮮半島情勢、アフリカ諸国との関係などを踏まえて全体の総括を行う。
備考
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講師陣
名前 | 片岡 貞治 他 |
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肩書き | 早稲田大学教授 |
プロフィール | - |