大学公開講座のセカンドアカデミー

シューベルトはロマン派の典型的作曲家であった。彼の歌曲はその後の作曲家の模範となった。彼の歌曲の中には彼の人生が反映している。多岐にわたる彼の作品の中で何故歌曲が重要なのか明らかにしたい。


シューベルトの生きたビーダーマイヤー時代はどのような時代であったか、それが彼の人生、作品にどのような影響を及ぼしたか考える。何故彼はロマン派の魁となったか。彼の友人関係。作品に使われた詩人、ミューラー等に言及する。歌曲では成功し、オペラでは成功しなかったのはなぜか。

彼の作品が及ぼした影響と後世の解釈者（歌手たち）はどのように表現したか。シューベルトの歌曲は他のジャンルとどのような関係を持っているのか、明らかにしたい。


第１回　10/20　午前　シューベルトの生きたビーダーマイヤー時代はメッテルニッヒの反動体制下であった。そこでシューベルトはどう生きたか。

第２回　10/20　午後　シューベルトの憧れとは何か。悲惨とは何か。「美しき水車小屋の娘」を中心に扱う。

第３回　10/27　午前　シューベルトの心の旅「冬の旅」を中心にシューベルトの青春を語る。

第４回　10/27　午後　「白鳥の歌」の早すぎる晩年。彼に栄光はなかったのか。歌曲集以外の名曲も取り上げつつ歌唱法の変遷にもふれる。

-

名前	野村　三郎
肩書き	ウィーン・メロス音楽研究所 代表
プロフィール	－