講座詳細情報
申し込み締切日:2012-09-27 / 文学:その他教養 / 学内講座コード:301004
戦後文学の面白さ、『灰色の月』『トカトントン』『桜島』『幻化』『武蔵野夫人』
- 開催日
- 09/28~12/21(金)
- 講座回数
- 10
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 23,000円
- 定員
- -
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
近代文学の名作を、「言葉で描かれた心理」「言葉で描かれた風景」という二つの側面から読み直す試みに挑戦していますが、今回扱うのは、昭和(戦後)時代を特徴づける代表的名作です。それぞれの作品の味わいを、明らかにして行きます。
近代文学を支えた戦後の名作から、まず志賀直哉『灰色の月』(昭和21年)、太宰治『トカトントン』(昭和22年)などの作品で戦後文学の出発の様態を捉え、次に梅崎春生の『桜島』(昭和21年)『幻化』(昭和40年)で戦争体験の内実を観察し、最後に大岡昇平の『武蔵野夫人』(昭和25年)で戦後文学が手に入れた文学方法を分析するというプログラムを立ててみました。いずれも文学者の個性が十分に生かされた、情感・構成の見事な作品です。
書き出し・クライマックス・結末など作品の細部に眼を注ぎながら、作者の表現技法や文学性がどう表現されているかに注意してみて下さい。
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近代文学を支えた戦後の名作から、まず志賀直哉『灰色の月』(昭和21年)、太宰治『トカトントン』(昭和22年)などの作品で戦後文学の出発の様態を捉え、次に梅崎春生の『桜島』(昭和21年)『幻化』(昭和40年)で戦争体験の内実を観察し、最後に大岡昇平の『武蔵野夫人』(昭和25年)で戦後文学が手に入れた文学方法を分析するというプログラムを立ててみました。いずれも文学者の個性が十分に生かされた、情感・構成の見事な作品です。
書き出し・クライマックス・結末など作品の細部に眼を注ぎながら、作者の表現技法や文学性がどう表現されているかに注意してみて下さい。
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備考
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講師陣
名前 | 中島 国彦 |
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肩書き | 早稲田大学 教授 |
プロフィール | - |