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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-07-20 / その他教養 / 学内講座コード:220716

「赦し」は暴力の連鎖を断ち切るか 非暴力体制転換運動の歴史

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月22日(土)~ 7月29日(土)
講座回数
2回
時間
13:00~16:30
講座区分
数回もの 
入学金
8,000円
受講料
11,664円
定員
30
その他
ビジター価格 13,413円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・武力介入か非暴力か、許すか断罪するかなどといった二項対立にとらわれるのではなく、人間社会に安寧をもたらすためには本当に必要なものは何なのかといった問題解決型の思考法を身につけること。

【講義概要】
暴力の連鎖をとめるためにはどのような手段があるのか。国連の中立外交は理念的には素晴らしいものの現実には機能しておらず、第三者による武力介入は劇的な効果をもたらすこともあるが、報復の連鎖が生まれるため根本的な問題の解決にはなっていない。一方、非暴力をとくカリスマ的指導者たちがとく赦しや共存の思想は、完璧に社会から不満を取り除くことはできないが、少なくともその信条を受け入れた人々の中に安寧をもたらしている。白人が黒人を隔離した南アのアパルトヘイト、多数派のフツ族がツチ族をわずか三ヶ月で100万も殺戮したルワンダ虐殺、平和な宗教国家チベットを突然占領した人民解放軍、このような悲劇の中でも、マンデラは黒人に白人を許して共存すべきことをとき、ツチの大統領ポールカガメはフツとの共存を模索し、チベットのダライラマは中国に60年以上にもわたる対話の呼び掛けを行っている。悲劇が起きたことは、きちんと記録した上で、被害者が加害者を意識的に許すと、被害者は自らを怒りから解放し、加害者はゆがんだ正当化を行わずとも自分の罪を認めることができる。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 7/22(土) 非暴力体制転換運動の歴史
第2回 2017/ 7/29(土) 「赦し」と「裁き」の間で

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 石濱 裕美子
肩書き 早稲田大学教授
プロフィール 出身地:東京都。研究分野:チベット・モンゴル・満洲の歴史と文化。主な著訳書等:『ダライ・ラマと転生』(扶桑社)、『チベットを知るための50章』(明石書店)、『世界を魅了するチベット』(明石書店)、『ダライ・ラマの仏教入門』(光文社)、『チベット仏教世界の歴史的研究』 (東方書店)など。
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