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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-07-11 / 日本史 / 学内講座コード:220213

江戸っ子と「いき」 あなたは本当の「いき」を知らない

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月13日(木)~ 9月 7日(木)
講座回数
8回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,328円
定員
30
その他
ビジター価格 26,827円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・今日イメージされている「いき」の初発を確認する。
・「いき」のイメージが一般化できた理由を考える。
・近世文芸等から「いき」のイメージを再確認・再構築してみる。

【講義概要】
 茶屋遊びや舟遊びをしたことありますか。こうした行為に対し、また、他の人の着こなしやしぐさに対し、我々は「いき」だと感じた時はありませんか。しかし、我々がそこでイメージする「いき」については、九鬼周造の『「いき」の構造』が基礎になっています。そこでは西洋で流行った実存主義を利用して日本特有の「いき」とは何かを理論化しています。但し、これは試論・試案でした。つまり『「いき」の構造』は不完全な作品なのです。それにもかかわらず、後世の人々はこれを利用して今日イメージされる「いき」へ一般化していきました。ということは、『「いき」の構造』は再検討の余地があるということです。そこで本講座では『「いき」の構造』の内容を再確認するためにも、改めて「いき」とは何かについて、近世文芸等を利用したり、空間の問題・認識から考えていこうと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 7/13(木) 江戸っ子と地域―江戸っ子とは何か
第2回 2017/ 7/20(木) 『「いき」の構造』を検討する(1)
第3回 2017/ 7/27(木) 『「いき」の構造』を検討する(2)
第4回 2017/ 8/ 3(木) 洒落本から「いき」を原初形態を探る
第5回 2017/ 8/10(木) 艶でな芸者の立ち居振舞(1)―「梅暦」を読む
第6回 2017/ 8/24(木) 艶でな芸者の立ち居振舞(2)―「辰巳之園」を読む
第7回 2017/ 8/31(木) 吉原と深川の空間
第8回 2017/ 9/ 7(木) 「いき」とは何か(まとめ)

備考

【ご受講に際して】
◆本講座では、既定の結論を設けるつもりはありません。座学による講師から受講生への一方通行的解釈ではなく、気楽に、あるいは気軽な気持ちで色々と意見を出してみましょう。もしかしたらそこに「いき」を理解するためのヒントがあるかもしれません。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『「いき」の構造』(岩波書店)(ISBN:978-4-00-331461-6)


※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 加藤 征治
肩書き 国立歴史民俗博物館職員
プロフィール 1976年東京生まれ。博士(文学)(総合研究大学院大学)。専攻は近世芸能史、近世都市研究、浮世絵研究。郵政博物館委員兼任。『見世物関係資料コレクション』(共編、2010)、『ライデン国立民族学博物館・国立歴史民俗博物館所蔵 死絵』(共著、2016)などがある。
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