検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2017-05-11 / 芸術・文化 / 学内講座コード:310412

西欧ルネサンス宴席絵画から探る食文化 王侯貴族・修道院・商工民そして農民の、食と食材と食卓儀礼の面白さ

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
5月13日(土)~ 6月 3日(土)
講座回数
4回
時間
10:30~12:00
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
11,664円
定員
24
その他
ビジター価格 13,413円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
・西欧ルネサンス期の宴席と食を描いた美術作品。これらを食文化史の視点から読み解きます。
・「食」という根源的な要素は、ルネサンス期に、何がどう変化したのか。変化の背景は何かを理解します。
・宴席奉行が仕切る貴族の館の徹夜宴席――多数の画像史料で、劇場化した当時の宴席に皆様をご案内。「飽食」と「断食」、「生」と「死」、二極併存ゆえにコントラスト鮮やかなる世界の奥を探ります。

【講義概要】
ルネサンス期イタリア諸侯の宮廷料理は、色鮮やかにしてスパイスを多用し、著名な料理人と料理書が次々と誕生した時代でした。贅沢かつ大規模な催しとなった宴席の背景には何があったのでしょうか? 宴席料理、食材、台所、食堂のインテリア、食器。徹夜の宴席で繰り広げられる歌と踊りと劇。本講座では、当時の風俗や聖書の物語を描いた絵画や美術品、様々な工芸品を画像でご紹介しながら、王侯貴族と枢機卿や修道院、都市住民と農民の食を比較し、彼らがどのような食材をいかに料理して、どう食べたのか? 名画の食卓に秘められた精神哲学に迫ります。

【主な講義内容】
諸侯饗宴/フィレンツェ商工民の食卓/キリスト教と食世界/食卓儀礼:宮廷と修道院/香辛料交易と秘められたイスラームの影響/興味深い医食同源思想/収穫期に踊る農民/カーニヴァル世界の重要性 他

備考

【ご受講に際して】
◆本講座では、美術作品を食文化史を語る「史料」として使用します。その意味では、美術史というよりも、描かれたイメージを文化人類学的な視点から多面的に読み解く面白さをご紹介する講座である、とご理解ください。


参考図書
『名画の食卓を読み解く』(大修館書店)(ISBN:978-4469250824)
『アンティークシルバー物語:銀器にまつわる、人々の知られざるストーリー』(主婦の友社)(ISBN:978-4072687543)※書店で入手しづらいため、ご希望の方には教室にて販売します。(税込2,100円)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 大原 千晴
肩書き 食文化ヒストリアン、骨董銀器商
プロフィール 1978年早稲田大学法学部卒業。西欧食文化史を、文化人類学・社会経済史的に、アナール学派的に、時にイコノロジー的に、広く深く多面的に読み解くことを旨としている。著書に『食卓のアンティークシルバー』(文化出版局)、『アンティークシルバー物語』(主婦の友社)、『名画の食卓を読み解く』(大修館書店)等。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.