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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-05-10 / 世界史 / 学内講座コード:310317

ヒッタイト学入門 古代アナトリアを紐解く

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
5月12日(金)~ 6月16日(金)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
17,496円
定員
30
その他
ビジター価格 20,120円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
ヒッタイト学は、東のメソポタミアと西のギリシアの二大文明の狭間にあって歴史的に、言語的に、民族的に、また文化的にも変化に富んだ多様な世界を対象としており、古代オリエント学の中でも特別な位置を占めています。そして近年の研究の著しい進展により、ヒッタイト学は今新たな段階に入りつつあります。ここでは幾つかのテーマに絞って、ヒッタイト学の今を見つめます。

【講義概要】
トルコ最長の河クズル・ウルマック(“赤い河”)に囲まれた中央アナトリア北部の寒村ボアズキョイの広大な遺跡の本格的な発掘調査が始まったのは1906年のことでした。発掘開始当初から出土した夥しい数の粘土板文書から、この遺跡がかつてのヒッタイトの都ハットゥサであることが明らかになりました。そして1915年ボアズキョイ出土の文書の大半が書かれていたヒッタイト語が解読され、その内容を読み解くことができるようになり、ここにヒッタイト学が誕生します。こうして謎に包まれ、ほとんど何も知られていなかった幻の王国ヒッタイトは徐々にその姿を現していきます。ヒッタイト学は誕生してからわずか百年と若い学問ですが、古代オリエントの歴史、宗教、文化の解明に果たした役割は極めて大きいと言えます。ことに近年、我が国の調査隊も含めて、ヒッタイトの本拠地のあった中央アナトリアの調査が飛躍的に進み、その成果は実に目覚ましいものがあります。
本講座では、研究史、歴史、考古、宗教など最近の研究成果や注目すべき発見など調査研究の最前線の動向にも触れながら、今熱い「ヒッタイト学」の魅力に迫り、「ヒッタイト学」の現在を見ていきたいと思います。

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 吉田 大輔
肩書き アナトリア考古学研究所研究員
プロフィール 新潟県生まれ。博士(Dr.Phil.、ミュンヘン大学)。専門分野は古代アナトリア学、特に紀元前2千年紀に栄えたヒッタイト王国の研究。著訳書に「古ヒッタイト語における名詞的所有格の機能」(独文)、「ヒッタイトの太陽神研究」(独文)、『ヒッタイト王国の発見』(山本書店、共訳)などがある。
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