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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-04-12 / 文学 / 学内講座コード:310117

父親を殺したのは、だれ?―『カラマーゾフの兄弟』を読む

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月14日(金)~ 6月 9日(金)
講座回数
3回
時間
13:00~14:30
講座区分
数回もの 
入学金
8,000円
受講料
8,748円
定員
78
その他
ビジター価格 10,060円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
ドストエフスキーの最高傑作『カラマーゾフの兄弟』の読解を通して、現代人が直面する精神の危機とその克服の道をめぐって考察する。また、この小説のパロディであり、東京・中野を主なる舞台とした拙著『新カラマーゾフの兄弟』(上下、河出書房新社、2015年)を通して、現代日本における「父の不在」と「母殺し」の問題をめぐって議論しつつ、原作のより一層の理解に努める。

【講義概要】
世界文学の最高傑作として知られるドストエフスキーの長編小説『カラマーゾフの兄弟』は、19世紀半ばのロシアのとある田舎町で起こった「父殺し」の謎解きをめぐるミステリーである。「父殺し」は、どのようにして行われたのか?真犯人は、だれか?「父殺し」の問題を通して、作者は、どのような問題を提起しようとしたのか。本講座では、未読の読者をも視野に収めつつ、この小説のもつ破天荒の面白さをめぐって詳説するとともに、世界文学の最高傑作としての意味に触れ、なおかつ、時代を超えて人間存在が抱える闇の部分をめぐって考察する。なお、最終回の後半では、私の初めての小説であり、東京・中野を主な舞台とした『新カラマーゾフの兄弟』の内容を紹介し、原作のミステリーが現代日本にどう置き換えられたかを解説する。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 4/14(金) フョードル・ドストエフスキーの生涯とその作品
第2回 2017/ 5/12(金) 『カラマーゾフの兄弟』の世界
第3回 2017/ 6/ 9(金) 『カラマーゾフの兄弟』と現代日本

備考

テキスト
『カラマーゾフの兄弟 (5:エピローグ別巻)』(光文社古典新訳文庫)(ISBN:978-4334751333)
参考図書
『カラマーゾフの兄弟(1)』(光文社古典新訳文庫)(ISBN:978-4334751067)
『カラマーゾフの兄弟(2)』(光文社古典新訳文庫)(ISBN:978-4334751173)
『カラマーゾフの兄弟(3)』(光文社古典新訳文庫)(ISBN:978-4334751234)
『カラマーゾフの兄弟(4)』(光文社古典新訳文庫)(ISBN:978-4334751326)
『新カラマーゾフの兄弟(上)』(河出書房新社)(ISBN:978-4309024226)
『新カラマーゾフの兄弟(下)』(河出書房新社)(ISBN:978-4309024233)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 亀山 郁夫
肩書き 名古屋外国語大学学長
プロフィール 1949年、栃木県生まれ。現名古屋外国語大学学長、前東京外国語大学学長。ロシア文学者。主な著書として、「磔のロシア」(大佛次郎賞)、「謎とき『悪霊』」、訳書としてドストエフスキー「罪と罰」「悪霊」「カラマーゾフの兄弟」他。2015年、初めての小説「新カラマーゾフの兄弟」が三島由紀夫賞候補となる。
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