大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
古事記を歴史ではなく、文芸として、その語り口の面白さを漢文で書かれた日本書紀との比較を交えて味わいます。内容にからんだ各地の話題や時々のニュースにも目をむけ、幅広く講釈してまいりますので、話を通じて「古事記の世界」のイメージが描けるようになっていただければと思います。

【講義概要】
今回は古事記本編の解釈第六弾。三輪山の麓に開かれた王朝が大八島に国をどのように築きあげていったか、神と人との交流の物語で展開される中巻の中盤、ホムチワケ御子とヤマトタケルの物語の前半まで読み進めます。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 4/ 8(土) 日本誕生
第2回 2017/ 4/15(土) 沙本の驟雨
第3回 2017/ 4/22(土) ものいわぬ御子
第4回 2017/ 5/13(土) ときじくのかくの木の実
第5回 2017/ 5/20(土) 纏向の日代の宮
第6回 2017/ 5/27(土) 食卓と荒ぶる少年
第7回 2017/ 6/ 3(土) 勇者の誕生
第8回 2017/ 6/10(土) やまとの建き御子

参考図書
『マンガでわかる古事記』（池田書店）（ISBN:978-4262154183）
『古事記の仕組み─ 王権神話の文芸─』（新典社新書）（ISBN:978-4787961372）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	志水 義夫
肩書き	東海大学教授
プロフィール	東京生まれ東京育ち。博士(文学)。東海大学文学部北欧文学科で小泉保先生に『カレワラ』を学び、同大学院文学研究科で櫻井満先生に上代文学を学ぶ。学術専門書に『古事記生成の研究』(おうふう)、一般向け著書に『古事記の仕組み』(新典社新書37)、『マンガでわかる古事記』（池田書店）などがある。