大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
エジプト学の中で重要な位置を占める「エジプト考古学」について重要なトピックを10選んで講義していきます。多くのスライドを使用し、エジプト考古学の魅力について語り、古代エジプトの世界へ誘います。

【講義概要】
「エジプト学」とは、古代エジプト社会をさまざまな角度から解明する学問です。そこには、考古学、文献学、歴史学、建築学、哲学、宗教学、美術史学、社会学、人類学、文化財学など多岐の学問が含まれています。今年度は、その中でエジプト考古学の10のトピックスを選んで講義をおこなっていきます。講義は10回で最初の8回は、時代順にトピックとして重要な遺跡や遺物を紹介していきます。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 4/ 8(土) 旧石器時代・続旧石器時代の考古学
第2回 2017/ 4/15(土) 新石器・先王朝時代の考古学
第3回 2017/ 4/22(土) 初期王朝時代の考古学
第4回 2017/ 5/ 6(土) 古王国時代・第1中間期の考古学
第5回 2017/ 5/13(土) 中王国時代・第2中間期の考古学
第6回 2017/ 5/20(土) 新王国時代・第3中間期の考古学
第7回 2017/ 5/27(土) 末期王朝・プトレマイオス朝時代の考古学
第8回 2017/ 6/ 3(土) ローマ支配時代・ビザンツ時代そして初期イスラーム時代の考古学
第9回 2017/ 6/10(土) 考古学から見た文字遺物
第10回 2017/ 6/17(土) エジプトにおける文化財の保存と修復と最近のエジプトでの調査

参考図書
『近藤二郎　『エジプトの考古学（世界の考古学4）』』（同成社）（ISBN:4-88621-156-9 C3322）
『高宮いづみ　『エジプト文明の誕生（世界の考古学14）』（同成社）（ISBN:4-88621-259-X C3322）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
　お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	近藤 二郎
肩書き	早稲田大学教授、早稲田大学エジプト学研究所所長
プロフィール	東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。1976年より40年間にわたりエジプト各地で発掘調査に従事。専門はエジプト学。著書に『ものの始まり50話』(岩波書店)、『エジプトの考古学』(同成社)ほか。現在、早稲田大学文学学術院教授、同大学エジプト学研究所所長、日本オリエント学会会長。