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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-04-05 / 文学:日本史 / 学内講座コード:110218

『秀吉事記』を読む

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 7日(金)~ 6月16日(金)
講座回数
10回
時間
10:40~12:10
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
50
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
 豊臣(羽柴)秀吉には、歴史小説や大河ドラマなどで作り上げられたステレオタイプのイメージがあります。目標の第1はそのイメージをぬぐい去ることです。そのうえで、目標の第2は戦国時代の史料解読に親しみ、それをもとに等身大の豊臣(羽柴)秀吉像を描くことです。その秀吉像は、受講生一人一人違ったものになるでしょう。

【講義概要】
 豊臣(羽柴)秀吉の御用学者であった大村由己の「秀吉事記」(別名「天正記」)をテキストに、織田信長の一武将から天下統一をはたした秀吉の出世街道を再考します。下剋上を体現した人物として、秀吉は庶民の人気を集め、江戸幕府の弾圧にも関わらず、多くの物語が生まれました。そこから生まれた秀吉のイメージは、歴史的事実にもとづくものとフィクションとが混在しています。本講座では、「秀吉事記」の他にも良質な史料を利用しつつ、みなさんと一緒に豊臣(羽柴)秀吉の実像に迫ってみたいと思います。
今回は天正9年(1581)の鳥取城攻めを講読します。後に秀吉自身が「三木の干殺し、鳥取の餓え殺し」と自画自賛したように、秀吉の攻城戦の代表です。本能寺の変がテーマの「惟任謀反記」の前提となる重要史料ですので、古文書・古記録を織り交ぜて検討していきます。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 4/ 7(金) 豊臣(羽柴)秀吉と大村由己について、織田政権末期の秀吉の位置づけについて
第2回 2017/ 4/14(金) 三木城攻めから鳥取城攻めへの展開
第3回 2017/ 4/21(金) 鳥取城攻めの経緯
第4回 2017/ 4/28(金) 鳥取城攻めの結末
第5回 2017/ 5/12(金) 秀吉の中国攻めについて
第6回 2017/ 5/19(金) 秀吉の備中侵攻と宇喜多直家
第7回 2017/ 5/26(金) 備中高松城包囲の開始
第8回 2017/ 6/ 2(金) 備中高松城水攻めの開始
第9回 2017/ 6/ 9(金) 清水宗治の切腹と本能寺の変
第10回 2017/ 6/16(金) まとめ

備考

【ご受講に際して】
◆授業で配付したプリントは、毎回ご持参下さい。


参考図書
『日本中世の歴史7・天下統一から鎖国へ』(吉川弘文館)(ISBN:978-4-642-06407-1)第2刷 堀新著
『秀吉の虚像と実像』(笠間書院)(ISBN:978-4-305-70814-4)第1版堀新・井上泰至編

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 堀 新
肩書き 共立女子大学教授
プロフィール 1961年岡山県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(文学・早稲田大学)。専門分野は日本中世・近世史。著書に『織豊期王権論』(校倉書房)、『統一政権から鎖国へ』(吉川弘文館)、『信長公記を読む』(吉川弘文館)、『秀吉の虚像と実像』(笠間書院)等がある。
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