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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-04-10 / 日本史 / 学内講座コード:110206

やさしい日本経済史 身過ぎ世過ぎの二千年【明治篇】

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月12日(水)~ 6月21日(水)
講座回数
10回
時間
14:45~16:15
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
30
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
日本列島における経済的な営みの歴史を概観します。今期の講義は【明治篇】です。明治時代の日本を「半封建的」として、西欧世界に比しての「遅れ」を強調し、近代化を妨げる契機をことさらに発掘しようとする論調は、なりをひそめたようです。しかしだからといって「非西欧世界で他に先んじて近代化を成し遂げた」ことを誇らかに強調するのも、日本の現状を省みるならばいささか空々しい感じがします。近代化・工業化は「革命的」変化に違いませんが、革命的変化はほとんどの場合、遅々と進むものです。その遅々たる明治の歩みを10回の講義で追体験してみたいと思います。

【講義概要】
明治時代の日本経済の構造と動態を、事実に即してたどります。御一新でちょんまげと帯刀こそなくなったものの、明治期の庶民の衣食住はおおむね近世の延長線上にありました。それらが近代化されるのは大正期を待たねばなりません。蒸気機関車や近代企業の洋館に目を驚かす人々は、和服を着て沢庵を食べてガスも電気もないこれまでの家屋に暮らしていました。それでも、前半においては政治・経済的制度・政策の大規模な改廃が行われ、半ば以降においては明らかに近代成長の初期局面に突入していました。これらの経過を、順を追って解説していきます。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 4/12(水) 序――近代日本経済史の諸課題
第2回 2017/ 4/19(水) 経済諸制度の改廃(1)
第3回 2017/ 4/26(水) 経済諸制度の改廃(2)
第4回 2017/ 5/10(水) 殖産興業政策
第5回 2017/ 5/17(水) 大隈財政と松方財政
第6回 2017/ 5/24(水) 明治後期の経済成長
第7回 2017/ 5/31(水) 総需要
第8回 2017/ 6/ 7(水) 物価、通貨量、為替相場
第9回 2017/ 6/14(水) 産業と企業
第10回 2017/ 6/21(水) 「小さな政府」から「大きな政府」へ

備考

テキスト
『日本経済の二千年 改訂版』(勁草書房)(ISBN:978-4-326-50276-9)P.179~P.219

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 太田 愛之
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 1960年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、同大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。専攻は日本経済史。著書に『日本経済の二千年』(共著)など、論文に「揺籃期の『家』」(『社会経済史学』)、「古代村落の再編」(『日本史研究』)などがある。
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