大学公開講座のセカンドアカデミー

2010年Nordic Piano Competition（北欧ピアノコンクール）優勝、ローカス・ヴァルントニス初来日！テクニックとヨーロッパの伝統を感じさせる音楽性を兼ね備えた若きピアニストの演奏と、本学古川五巳教授による超絶技巧ピアノ作品についての解説等をお楽しみください。

レクチャー　　バッハの時代から現代までの超絶技巧ピアノ作品の解説
　　　　　　　超絶技巧ピアニストの系譜　ほか
演奏予定曲　　クラヴサンのための３つのソナタ／D.スカルラッティ
　　　　　　　夜のガスパール／M.ラヴェル
　　　　　　　幻想小曲集／R.シューマン
　　　　　　　オーベルマンの谷／F.リスト
　　　　　　　カルメンファンタジー／V.ホロヴィッツ

会場：昭和音楽大学　ユリホール（南校舎５F)

名前	ローカス・ヴァルントニス（ピアノ）
肩書き	2010年北欧ピアノコンクール優勝
プロフィール	1988年、バルト３国のひとつ、リトアニア生まれのピアニスト。リトアニア国立芸術学校を経て、現在リトアニア音楽演劇大学のＡ・ズビルブリッテ女子のクラスで学んでいる。１５歳の頃よりヨーロッパ各地のコンクールで数々の賞を獲得。2010年スウェーデンのマルメで行われたNordic Piano Competition（北欧ピアノコンクール）では第１位に輝いた。2011年にはリトアニアのヴァルニュスで開催された国際ピアノコンクールでロシアの俊英ピアニスト、E・スタロドツェフ（３２）についで２位となった。ヴァルントニスの演奏は、最近の若いピアニストが持つ超絶技巧のテクニックに加え、ヨーロッパの伝統を感じさせる音楽性にあふれている。 今回、2010年北欧ピアノコンクールの賞のひとつとして日本に招待された。

名前	古川五巳（レクチャー）
肩書き	昭和音楽大学教授
プロフィール	東京藝術大学付属音楽高等学校から東京藝術大学ピアノ科へ進学、1969年同大学を首席で卒業、同年読売新人演奏会に出演。藝大卒業後、ピアニスト園田高弘氏の指導のもと勉強を続けたが、1973年同氏の薦めもあり西ドイツ（当時）ミュンヘン音楽大学に留学、M・L・ヒンデミット女史、フランツ・ミクサ氏、エリック・ウェルバ氏、ヘルタ・テッパー女史等に師事、1977年同額マスター・クラスを修了した。帰国後は、ピアノ・ソロ、歌曲伴奏、チェンバロなど幅広い分野で演奏活動を続け、昭和音楽大学ピアノ科教授を務めている。1994年から、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲の作品番号順による演奏会を松山と東京で開催、1999年に全曲を弾き終えた。