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講座詳細情報

申し込み締切日:2024-02-04 / 日本史:音楽 / 学内講座コード:”2341I005

幕末から昭和戦中の社会と音楽 近代化から日露戦争へ、デモクラシーからファシズムへ、そこで流れる音楽

主催:東京都立大学オープンユニバーシティ東京都立大学 飯田橋キャンパス(東京都)]
問合せ先
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
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開催日
2月14日(水)~2月28日(水)
講座回数
3回
時間
18:00~19:30
講座区分
数回もの 
入学金
3,000円
受講料
7,500円
定員
15
補足
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講座詳細

【講座内容】
幕末の社会変動のなか、軍制を導入した藩では鼓笛隊が導入されたり、また討幕の軍歌がつくられたりなど、音楽にも大きな変化があらわれていました。
そして明治維新。文明開化・近代化政策が推進されていきますが、そこでは、新たに西洋音楽の導入が文部省のもとで進んでいきます。しかしその目的は富国強兵のためであり、庶民が音楽を楽しむためではありませんでした。
その後日本は日清・日露戦争へ。この時期には、戦意高揚のために多くの軍歌が普及します。しかしその一方で、実は庶民とくに青年層などは明清楽という中国由来の音楽を愛好し、それは少なからずブームになっていました。
次いで時代は大正デモクラシーへ。子ども向け童謡が流行し、大人向けレコード流行歌が誕生していきます。音楽が庶民のもとへ降りてきた時代といえます。
しかし昭和初期、日本は不況・恐慌の時代へ。こうした時代に、大衆消費社会にマッチした、現在につながるようなレコード流行歌が確立していきます。
そして戦時体制へ。実は戦争は社会に音楽を急速に普及させます。ラジオはもちろん、学校や職場では合唱が推奨され、地域ではブラスバンドが普及します。
以上のような音楽普及は、音楽があるべき社会をつくろうとするものでした。当時の音楽を聴きながら、多くはないですが映像資料も観ながら、そして時折ギターによる解説を聴きながら、私たちのルーツを一緒に探ってみませんか。

【講座スケジュール】
第1回 02-14 18:00~19:30
第2回 02-21 18:00~19:30
第3回 02-28 18:00~19:30

備考

※この講座は、これまで実施された上田誠二の講座と重複する内容がありますが、新しい視点・資料をとりいれ再構成されています。

単位数:1単位

※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 上田 誠二
肩書き 日本女子大学 准教授
プロフィール 同時代史学会編集委員、日本教育史学会事務局長、洋楽文化史研究会代表幹事。
専門は現代史、教育史、音楽史。博士(史学、東京都立大学)。
著書に『音楽はいかに現代社会をデザインしたか』(新曜社)、『「混血児」の戦後史』(青弓社)、共著に『〈戦後〉の音楽文化』『日本の吹奏楽史』『近代日本の都市と農村』(以上、青弓社)、『こんなに変わった歴史教科書』(新潮社)他。
趣味は音楽全般であらゆるジャンルを愛好。
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