講座詳細情報
申し込み締切日:2024-01-08 / 健康・医療:その他教養 / 学内講座コード:”2341B002
立つこと、歩くこと、走ること、運動することIII: 散歩と思索の日常から自然哲学してみる
主催:東京都立大学オープンユニバーシティ[東京都立大学 飯田橋キャンパス(東京都)]
問合せ先:
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東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
ou-kouza@jmj.tmu.ac.jp
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
- 開催日
- 1月18日(木)~1月25日(木)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 17:15~18:45 、19:00~20:30
- 講座区分
- その他
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 10,100円
- 定員
- 15
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【講座内容】
健康のために様々な運動をする方が増えている。身体を動かすことは健康を維持する上で大切な要素であり、理想とする強く美しい心身をつくりあげるためにヒトの日常生活と密接に関わっている。人間が生来的に生活を営む上で実践してきた活動を見直してみたい。
人間は野生の中で他の生命体と共生して生きていく中で進化してきた。だが、文明と文化の発展は人間を弱体化させている。ヒトはなぜ跳べなくなったのだろう。なぜ洋服を着て、なぜパンツを履き、なぜ靴を履くのだろう。なぜ二足で歩くのだろう。どうやって歩くのだろう。なぜ太るのだろう。なぜそんなに食べるのだろう。なぜ運動しないのだろう。なぜだろう。多くの疑問が湧いてくる。
生体は全体として調和したシステムとして機能している。生体機能を微視的な器官として理解を深めていくことも大切だが、身体を一つの生体システムとして巨視的に考察して現象の基本を理解することを忘れてはならない。ヒトの直接の祖先であるホモ・サピエンスが地球上に現れたのが20万年前だとすると、40億年前から生物が存在している地球の歴史において、ヒトはほんのわずかな期間しか存在していない。人間は、楽な生活を追い求め、経済的な利益を産み出すことを要求しているエゴイストである。人間のエゴによって人工的に作り出された環境が皮肉なことに人間を弱体化、家畜化させ、様々な病に罹る危険性に晒している。
ヒトが本来持つ生体機能の大切さや可能性を身を持って感じ、それを実験で得られた知識とともに理解してみたい。
本講座では、生きるために運動することは具体的にどういうことなのか考え、現代社会の健康に必要な運動について考えてみたい。研究で得られた結果を元に、実践的なフィールド体験をすることで、机上の理論だけにならず、経験を伴う知識の獲得を目指す。人間が生活や移動(旅)の中で得てきた体験、科学的な実証事例による知識、歴史的真実による情報、これらを相互に理解して、精査することで、未来へ活かせる知恵として真理を探究していきたい。例えば、裸足(草履・草鞋、地下足袋、ワラーチ[huarache:メキシコ原住民の履くサンダル])で、芝生、砂浜、自然の山道、岩場を歩き走り体を動かし、地べたに坐ることで、ヒトが本来もつ身体機能について実感、再発見する。実験によるデータサイエンスだけに寄り添うのでなく、現実の生活や生態にどのような意義があるのかを自ら体感・経験することでその先の生や死をscientist科学者ではなくphysical philosopher自然哲学者として見つめていきたい。
テーマ:なぜ人間は地球で生きることができるのだろう
※Ⅰ、Ⅱは別講座です。
Ⅰ.樹に登ること:四足で歩いていますか。
Ⅰ.立つこと:ヒトはどうやって二足で立つことができるのだろうか。
Ⅰ.歩くこと:ヒトはなぜ二足で歩くのだろう。
Ⅰ.座ること:床に座っていますか。
Ⅱ.走ること:ヒトはなぜ運動をしなくなったのだろう。
Ⅱ.息をすること:ヒトはなぜ呼吸をするのだろう。
Ⅱ.汗を掻くこと:ヒトはなぜ服を着るのだろう。
Ⅱ.食べること:ヒトはなぜそんなに食べるのだろう。
【講座スケジュール】
第1回 01-18 17:15~18:45
第2回 01-18 19:00~20:30
第3回 01-25 17:15~18:45
第4回 01-25 19:00~20:30
健康のために様々な運動をする方が増えている。身体を動かすことは健康を維持する上で大切な要素であり、理想とする強く美しい心身をつくりあげるためにヒトの日常生活と密接に関わっている。人間が生来的に生活を営む上で実践してきた活動を見直してみたい。
人間は野生の中で他の生命体と共生して生きていく中で進化してきた。だが、文明と文化の発展は人間を弱体化させている。ヒトはなぜ跳べなくなったのだろう。なぜ洋服を着て、なぜパンツを履き、なぜ靴を履くのだろう。なぜ二足で歩くのだろう。どうやって歩くのだろう。なぜ太るのだろう。なぜそんなに食べるのだろう。なぜ運動しないのだろう。なぜだろう。多くの疑問が湧いてくる。
生体は全体として調和したシステムとして機能している。生体機能を微視的な器官として理解を深めていくことも大切だが、身体を一つの生体システムとして巨視的に考察して現象の基本を理解することを忘れてはならない。ヒトの直接の祖先であるホモ・サピエンスが地球上に現れたのが20万年前だとすると、40億年前から生物が存在している地球の歴史において、ヒトはほんのわずかな期間しか存在していない。人間は、楽な生活を追い求め、経済的な利益を産み出すことを要求しているエゴイストである。人間のエゴによって人工的に作り出された環境が皮肉なことに人間を弱体化、家畜化させ、様々な病に罹る危険性に晒している。
ヒトが本来持つ生体機能の大切さや可能性を身を持って感じ、それを実験で得られた知識とともに理解してみたい。
本講座では、生きるために運動することは具体的にどういうことなのか考え、現代社会の健康に必要な運動について考えてみたい。研究で得られた結果を元に、実践的なフィールド体験をすることで、机上の理論だけにならず、経験を伴う知識の獲得を目指す。人間が生活や移動(旅)の中で得てきた体験、科学的な実証事例による知識、歴史的真実による情報、これらを相互に理解して、精査することで、未来へ活かせる知恵として真理を探究していきたい。例えば、裸足(草履・草鞋、地下足袋、ワラーチ[huarache:メキシコ原住民の履くサンダル])で、芝生、砂浜、自然の山道、岩場を歩き走り体を動かし、地べたに坐ることで、ヒトが本来もつ身体機能について実感、再発見する。実験によるデータサイエンスだけに寄り添うのでなく、現実の生活や生態にどのような意義があるのかを自ら体感・経験することでその先の生や死をscientist科学者ではなくphysical philosopher自然哲学者として見つめていきたい。
テーマ:なぜ人間は地球で生きることができるのだろう
※Ⅰ、Ⅱは別講座です。
Ⅰ.樹に登ること:四足で歩いていますか。
Ⅰ.立つこと:ヒトはどうやって二足で立つことができるのだろうか。
Ⅰ.歩くこと:ヒトはなぜ二足で歩くのだろう。
Ⅰ.座ること:床に座っていますか。
Ⅱ.走ること:ヒトはなぜ運動をしなくなったのだろう。
Ⅱ.息をすること:ヒトはなぜ呼吸をするのだろう。
Ⅱ.汗を掻くこと:ヒトはなぜ服を着るのだろう。
Ⅱ.食べること:ヒトはなぜそんなに食べるのだろう。
【講座スケジュール】
第1回 01-18 17:15~18:45
第2回 01-18 19:00~20:30
第3回 01-25 17:15~18:45
第4回 01-25 19:00~20:30
備考
※2日(4回)の講義を通して本テーマを解説する講座です。
※各回ごとに必ずしも完結しないことがあります。
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
※各回ごとに必ずしも完結しないことがあります。
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 山内 潤一郎 |
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肩書き | 東京都立大学大学院 人間健康科学研究科 准教授 |
プロフィール | 東京都立大学 准教授。東京都立大学大学院 人間健康科学研究科 准教授。Santa Barbara City College(AA:Sports Medicine, Physical Education, Exercise Science)、University of Wollongong(BS:Human Movement Science; MS:Exercise Science)、東京大学大学院(博士:学術)。アメリカ(UPenn, UCSD)、ドイツ(Jena)で研究。専門はEspresso & Wine。ヒトの生理学的な身体機構の持つ不思議と可能性を探求、地球人として遊牧中。 |
名前 | 小山 桂史 |
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肩書き | 桐蔭横浜大学 スポーツ健康施策学部 准教授 |
プロフィール | 桐蔭横浜大学准教授。順天堂大学大学院・スポーツ健康科学研究科修了(博士: スポーツ健康科学)。高校から大学までの10年間、陸上競技の長距離種目を専門として行い、陸上競技を行う中でヒトの身体運動のメカニズムに興味を持ち、スポーツバイオメカニクスの観点から歩く、走るといった人間の一般的な運動から各競技スポーツの専門的な運動について、筋の持つ関節運動の役割を総合的に評価している。 |
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