講座詳細情報
申し込み締切日:2023-11-04 / 芸術・文化 / 学内講座コード:”2331G111
国立西洋美術館のコレクション:いかにして作られたか・どう作っていくのか 日本の魅力ある博物館・美術館シリーズ 国立西洋美術館
主催:東京都立大学オープンユニバーシティ[東京都立大学 飯田橋キャンパス(東京都)]
問合せ先:
問合せ先:
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
ou-kouza@jmj.tmu.ac.jp
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
- 開催日
- 11月14日(火)~11月21日(火)
- 講座回数
- 2回
- 時間
- 18:30~20:00
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 5,000円
- 定員
- 32
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
江戸の祭礼 (by 東京都立大学 飯田橋キャンパス)
講座詳細
【講座内容】
2021年春期より「日本の魅力ある博物館・美術館シリーズ」講座を実施しています。北海道から沖縄まで、日本全国の魅力ある個性的なミュージアムの学芸員や研究員が講師を担当し、コレクションや企画展について解説します。今期はル・コルビュジエ設計としても有名な国立西洋美術館です。常設展で見ることができる西洋絵画のコレクションや、その収集の歴史、さらに近年の新収蔵作品購入の様子まで、詳しくお話いただきます。
国立西洋美術館は西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館です。さらにはアジア最大の西洋美術コレクションを誇る美術館でもあります。
基礎にあるのは松方コレクションです。そしてそれは、ほとんど奇跡と言っていいような道のりを辿り、現在に伝えられました。
川崎造船所(現在の川崎重工業株式会社)の初代社長などを務めた松方幸次郎は、1916年以降約10年間のうちにヨーロッパで膨大な数の美術品を収集しました。その後、経済恐慌や第二次世界大戦といった苦難を経るあいだに、多くの作品は散逸し、あるいは火事で焼失してしまいます。そしてパリに残された最重要な部分(印象派の絵画およびロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクション)もまた、戦後フランス政府に接収される結果となりました。
日仏政府間の交渉を経て、1959年に作品群が寄贈返還されることになった折、それを展示公開する施設として設置されたのが、国立西洋美術館なのです。建物(現在の本館)を設計したのは近代建築の巨匠ル・コルビュジエでした。2016年7月に当館本館を含む世界7か国にまたがるル・コルビュジエの建築作品が世界遺産に登録されたことは、記憶に新しいことでしょう。
設立当初は370点の松方コレクションから出発した当館ですが、その後購入や寄贈によって作品を増やし、現在では主に中世から20世紀半ばまでに制作された、約6500点を収蔵しています。また、本館に加え1979年には新館が、1997年には企画館が竣工し、展示面積を大きく増やしました。企画館では年3回の特別展を開催しています。
国立西洋美術館
【住所】〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
【公式ホームページ】https://www.nmwa.go.jp/
【お問合せ】050-5541-8600(ハローダイヤル)
【国立西洋美術館SNS公式アカウント】
Twitter@NMWATokyo
Facebook@NathionalMuseumofWesternArt
Instagram@NMWATokyo
【国立西洋美術館 展覧会情報】
パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展 美の革命
2023年10月3日~2024年1月28日
20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって生み出されたキュビスムは、絵画を伝統的な遠近法や陰影法による空間表現から脱却させ、西洋美術の歴史にかつてないほど大きな変革をもたらしました。本展ではパリのポンピドゥ―センターから借用する作品を中心に、主要作家約40人による絵画や彫刻等、約130点を展示します。日本でキュビスムを正面から取り上げる展覧会はおよそ50年ぶりです。
【講座スケジュール】
第1回 11-14 18:30~20:00
第2回 11-21 18:30~20:00
2021年春期より「日本の魅力ある博物館・美術館シリーズ」講座を実施しています。北海道から沖縄まで、日本全国の魅力ある個性的なミュージアムの学芸員や研究員が講師を担当し、コレクションや企画展について解説します。今期はル・コルビュジエ設計としても有名な国立西洋美術館です。常設展で見ることができる西洋絵画のコレクションや、その収集の歴史、さらに近年の新収蔵作品購入の様子まで、詳しくお話いただきます。
国立西洋美術館は西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館です。さらにはアジア最大の西洋美術コレクションを誇る美術館でもあります。
基礎にあるのは松方コレクションです。そしてそれは、ほとんど奇跡と言っていいような道のりを辿り、現在に伝えられました。
川崎造船所(現在の川崎重工業株式会社)の初代社長などを務めた松方幸次郎は、1916年以降約10年間のうちにヨーロッパで膨大な数の美術品を収集しました。その後、経済恐慌や第二次世界大戦といった苦難を経るあいだに、多くの作品は散逸し、あるいは火事で焼失してしまいます。そしてパリに残された最重要な部分(印象派の絵画およびロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクション)もまた、戦後フランス政府に接収される結果となりました。
日仏政府間の交渉を経て、1959年に作品群が寄贈返還されることになった折、それを展示公開する施設として設置されたのが、国立西洋美術館なのです。建物(現在の本館)を設計したのは近代建築の巨匠ル・コルビュジエでした。2016年7月に当館本館を含む世界7か国にまたがるル・コルビュジエの建築作品が世界遺産に登録されたことは、記憶に新しいことでしょう。
設立当初は370点の松方コレクションから出発した当館ですが、その後購入や寄贈によって作品を増やし、現在では主に中世から20世紀半ばまでに制作された、約6500点を収蔵しています。また、本館に加え1979年には新館が、1997年には企画館が竣工し、展示面積を大きく増やしました。企画館では年3回の特別展を開催しています。
国立西洋美術館
【住所】〒110-0007 東京都台東区上野公園7-7
【公式ホームページ】https://www.nmwa.go.jp/
【お問合せ】050-5541-8600(ハローダイヤル)
【国立西洋美術館SNS公式アカウント】
Twitter@NMWATokyo
Facebook@NathionalMuseumofWesternArt
Instagram@NMWATokyo
【国立西洋美術館 展覧会情報】
パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展 美の革命
2023年10月3日~2024年1月28日
20世紀初頭、パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって生み出されたキュビスムは、絵画を伝統的な遠近法や陰影法による空間表現から脱却させ、西洋美術の歴史にかつてないほど大きな変革をもたらしました。本展ではパリのポンピドゥ―センターから借用する作品を中心に、主要作家約40人による絵画や彫刻等、約130点を展示します。日本でキュビスムを正面から取り上げる展覧会はおよそ50年ぶりです。
【講座スケジュール】
第1回 11-14 18:30~20:00
第2回 11-21 18:30~20:00
備考
※高校生は専用ページからお申し込みください。
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 渡辺 晋輔 |
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肩書き | 国立西洋美術館 学芸課長 |
プロフィール | 1972年鎌倉生まれ。東京芸術大学および東京大学で学ぶ。専門は主にイタリア美術史。これまでに「ラファエロ」(2013年)、「グエルチーノ」(2015年)、「アルチンボルド展」(2017年)、「ルーベンス展」(2018年)等の展覧会を担当。著書に「ジョットとスクロヴェーニ礼拝堂」(小学館)、「国立西洋美術館 名画の見かた」(集英社)など。グエルチーノ国際美術史研究所(イタリア、チェント市)学術委員。 |
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