大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
※電話申し込みのみ【TEL:03-3288-1050(飯田橋キャンパス)】

Tokyo シアター&レクチャーシリーズは、文化都市Tokyoの魅力ある劇場を楽しむ講座です。新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇の現代舞台芸術のための国内唯一の国立劇場として、1997年開場以来、現在まで、世界水準の公演を国内外で上演してきました。
2023/24年度の新国立劇場のシーズンは20世紀前半に書かれた2つの短いオペラを組み合わせる新制作の2本立て(ダブル・ビル)で始まります。プッチーニの『修道女アンジェリカ』(1918年)とラヴェルの『子どもと魔法』(1925年)です。両者に共通するテーマは「母と子の愛」。『三部作』の一つの幕として作曲された『修道女アンジェリカ』では、「未婚の母」となったため修道院に入れられた女性が、人生の支えだった幼い息子の死を知って自ら命を絶つと、最後に奇蹟が訪れます。一方、コレットの台本に基づく『子どもと魔法』では、生意気盛りの男の子が母の留守の間に遭遇する奇妙な体験が、時にユーモアを交えつつ幻想的に描かれます。物語の雰囲気も音楽的内容も対照的と言える二つの作品をどう結びつけるのか、演出家・粟國淳の手腕が期待されます。
本講座は最初の2回でプッチーニ、ラヴェルそれぞれのオペラについて、その魅力を作曲の経緯や時代背景とともにお話しします。鑑賞後に行う最後の回では、今回の公演の演出面と音楽面について議論しながら、二つのオペラをより深く理解することを目指します。

※本講座は、新国立劇場の協力により実施するものです。

※申込期限:2023年9月6日(水)17:00
※上記申込期限以降はキャンセル不可(公演チケット予約のため)
※この講座を申し込まれる方は、同時に下記の公演鑑賞申し込みとなります。
※受講料7，500円のほかに、別途、下記の公演鑑賞のチケット代が必要です。
※チケット代は、必ず9月27日(水)の講座初日の受付時にお支払いください。(お支払いは現金のみ/お釣りがないようにご用意ください)

公演鑑賞
日程:2023年10月9日(月・祝)14時00分開演
演目:プッチーニ「修道女アンジェリカ」、モーリス・ラヴェル「子どもと魔法」
会場:新国立劇場オペラパレス
チケット料金:A席 21，000円(団体割引料金)2階席
B席 15，000円(団体割引料金)3階席
C席 9，000円(団体割引料金)4階席
※講座お申込みの際にチケットの席種をご指定ください。座席位置は指定できません。
※公演日は各自ご自由に鑑賞してください

【講座スケジュール】
第1回 09-27 18:30～20:00
第2回 10-04 18:30～20:00
第3回 10-11 18:30～20:00

単位数：1単位

※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	新田 孝行
肩書き	東京都立大学 非常勤講師、慶應義塾大学 非常勤講師
プロフィール	オペラ・映画研究。パリ第3大学映画視聴覚研究所客員研究員を経て現職。早稲田大学オペラ/音楽劇研究所招聘研究員。主な著作に『オペラ/音楽劇研究の現在 創造と伝播のダイナミズム』(共著、水声社、2021年)、『芸術のリノベーション オペラ・文学・映画』(共著、中央大学出版部、2020年)、『キーワードで読むオペラ/音楽劇 研究ハンドブック』(項目執筆、アルテスパブリッシング、2017年)など。