講座詳細情報
申し込み締切日:2023-01-15 / 自然科学・環境:その他教養 / 学内講座コード:”2241G101
いま、環境問題を考える
主催:東京都立大学オープンユニバーシティ[東京都立大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先:
問合せ先:
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
ou-kouza@jmj.tmu.ac.jp
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
- 開催日
- 1月25日(水)~3月15日(水)
- 講座回数
- 8回
- 時間
- 18:30 ~ 20:00
- 講座区分
- その他
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 16,000円
- 定員
- 60
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
大奥の事件簿 (by 東京都立大学 飯田橋キャンパス)
江戸の祭礼 (by 東京都立大学 飯田橋キャンパス)
講座詳細
【講座内容】
東京都立大学オープンユニバーシティでは、オンライン スペシャル講座を開講いたします。オンラインならではの特性を活かし、全国の様々な研究者や専門家が登壇し、ユニークかつ興味深い講座を提供します。
今回は、地球温暖化をはじめ、様々な環境問題について多角的に考える8回シリーズの講座をお届けします。毎日のように報道される環境問題を、現状や今後の展望、また我々自身がどのように捉えるべきか考えます。
感染症やウクライナ危機など混迷を深める現代社会において、環境問題も人類にとって重要な問題であることは言うまでもありません。持続可能社会の実現に向けて、環境問題への取り組みは待ったなしと言われていますが、様々な理由・要因によって、順調に推移しているとは言えません。特に前世紀以来、地球温暖化が進行しており、その原因の大部分は人間活動によるものと考えられています。いま、その活動をいかに見直すかが、真剣に問われているのです。勿論、環境問題は地球温暖化だけではなく、それ以外にも様々な問題が発生しています。
それらの環境問題の改善に向けて世界規模での取り組みなどが日々報道されており、脱炭素に向けての規範作り、再生可能エネルギーなどテクノロジーの進歩による取り組みや、あるいは環境ビジネスと言う視点での経済的対策(ESG投資)などが注目されています。勿論、それらの活動は重要でありますが、それだけで十分とは言えません。
一口に環境問題と言っても世界地域によって異なりますし、大都市と地方でも異なります。環境問題は世界ごとではなく日本ごと、自分ごととして考えることも重要であり、また世代を超えて意識することも重要なのではないでしょうか。2015年の世界市民会議の調査「あなたにとって、気候変動対策はどのようなものですか」という質問に対して、a:対策は多くの場合、生活の質を脅かすものである、の答えが世界平均では26.8%ですが、日本では60%です。b:対策は多くの場合、生活の質を高めるものである、の答えが世界平均では66.2%ですが、日本では17%と低い数値になります。つまり、日本では気変動対策そのものには反対しないが、現状の生活を維持する事も大切であり、何らかの形で生活に影響が出るであろう対策の推進には、必ずしも積極的であるとは言えないかもしれません。
日本政府は昨年、温室効果ガスの削減を2030年に46%減(2013年比)、2050年に実質ゼロという目標を掲げました。果たして今後の展望はどうなのか、私たちの意識・行動はどうあるべきなのか、様々な視点から考察します。
【講座スケジュール】
第1回 01-25 18:30~20:00
第2回 02-01 18:30~20:00
第3回 02-08 18:30~20:00
第4回 02-16 18:30~20:00
第5回 02-22 18:30~20:00
第6回 03-01 18:30~20:00
第7回 03-08 18:30~20:00
第8回 03-15 18:30~20:00
東京都立大学オープンユニバーシティでは、オンライン スペシャル講座を開講いたします。オンラインならではの特性を活かし、全国の様々な研究者や専門家が登壇し、ユニークかつ興味深い講座を提供します。
今回は、地球温暖化をはじめ、様々な環境問題について多角的に考える8回シリーズの講座をお届けします。毎日のように報道される環境問題を、現状や今後の展望、また我々自身がどのように捉えるべきか考えます。
感染症やウクライナ危機など混迷を深める現代社会において、環境問題も人類にとって重要な問題であることは言うまでもありません。持続可能社会の実現に向けて、環境問題への取り組みは待ったなしと言われていますが、様々な理由・要因によって、順調に推移しているとは言えません。特に前世紀以来、地球温暖化が進行しており、その原因の大部分は人間活動によるものと考えられています。いま、その活動をいかに見直すかが、真剣に問われているのです。勿論、環境問題は地球温暖化だけではなく、それ以外にも様々な問題が発生しています。
それらの環境問題の改善に向けて世界規模での取り組みなどが日々報道されており、脱炭素に向けての規範作り、再生可能エネルギーなどテクノロジーの進歩による取り組みや、あるいは環境ビジネスと言う視点での経済的対策(ESG投資)などが注目されています。勿論、それらの活動は重要でありますが、それだけで十分とは言えません。
一口に環境問題と言っても世界地域によって異なりますし、大都市と地方でも異なります。環境問題は世界ごとではなく日本ごと、自分ごととして考えることも重要であり、また世代を超えて意識することも重要なのではないでしょうか。2015年の世界市民会議の調査「あなたにとって、気候変動対策はどのようなものですか」という質問に対して、a:対策は多くの場合、生活の質を脅かすものである、の答えが世界平均では26.8%ですが、日本では60%です。b:対策は多くの場合、生活の質を高めるものである、の答えが世界平均では66.2%ですが、日本では17%と低い数値になります。つまり、日本では気変動対策そのものには反対しないが、現状の生活を維持する事も大切であり、何らかの形で生活に影響が出るであろう対策の推進には、必ずしも積極的であるとは言えないかもしれません。
日本政府は昨年、温室効果ガスの削減を2030年に46%減(2013年比)、2050年に実質ゼロという目標を掲げました。果たして今後の展望はどうなのか、私たちの意識・行動はどうあるべきなのか、様々な視点から考察します。
【講座スケジュール】
第1回 01-25 18:30~20:00
第2回 02-01 18:30~20:00
第3回 02-08 18:30~20:00
第4回 02-16 18:30~20:00
第5回 02-22 18:30~20:00
第6回 03-01 18:30~20:00
第7回 03-08 18:30~20:00
第8回 03-15 18:30~20:00
備考
本講座に関係する著作・論文
『地下水流動―モンスーンアジアの資源と循環』谷口 真人 著(共立出版)
『日本の気候Ⅰ』松本 淳 共著(二見書房)
『地の理の学び方』松本 淳 共著(二見書房)
『101のデータで読む日本の未来』宮本 弘暁 著(PHP新書)
『ポストコロナの生命哲学』藤原 辰史 共著(集英社新書)
『分解の哲学』藤原 辰史 著(青土社)
『エネルギー問題に効くデザイン』永井 一史 著(成文堂新光社)
『これからのデザイン経営』永井 一史 著
※高校生の参加は無料です。8回シリーズの講座ですが、高校生は1回だけでの参加も可能です。
※高校生は専用ページからお申し込みください。
※アーカイブ配信(録画)も視聴できます。
単位数:2単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
『地下水流動―モンスーンアジアの資源と循環』谷口 真人 著(共立出版)
『日本の気候Ⅰ』松本 淳 共著(二見書房)
『地の理の学び方』松本 淳 共著(二見書房)
『101のデータで読む日本の未来』宮本 弘暁 著(PHP新書)
『ポストコロナの生命哲学』藤原 辰史 共著(集英社新書)
『分解の哲学』藤原 辰史 著(青土社)
『エネルギー問題に効くデザイン』永井 一史 著(成文堂新光社)
『これからのデザイン経営』永井 一史 著
※高校生の参加は無料です。8回シリーズの講座ですが、高校生は1回だけでの参加も可能です。
※高校生は専用ページからお申し込みください。
※アーカイブ配信(録画)も視聴できます。
単位数:2単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 谷口 真人 |
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肩書き | 大学共同利用法人・人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 研究基盤国際センター 副所長・教授 |
プロフィール | - |
名前 | 松本 淳 |
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肩書き | 東京都立大学 都市環境学部 教授、気候学国際研究センター長 |
プロフィール | 気候学国際研究センター長。1987年のバングラデシュ訪問を皮切りにアジアモンスーン諸国を飛び歩き、2006年からはアジアのモンスーン気候の謎の解明をめざした国際共同研究を推進中。 |
名前 | 竹川 暢之 |
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肩書き | 東京都立大学 理学部 化学科 教授 |
プロフィール | 平成26年4月より首都大学東京 教授として勤務。 専門分野: 大気化学 |
名前 | 宍戸 哲也 |
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肩書き | 東京都立大学 都市環境学部 教授、水素エネルギー社会構築推進研究センター長 |
プロフィール | 博士(工学・北海道大学)。 広島大学助手、東京学芸大学助教授、京都大学准教授を経て現在は東京都立大学都市環境学部環境応用化学科教授、水素エネルギー社会構築推進研究センター センター長。専門は触媒化学・表面化学。分子レベル・ナノレベルでの「触媒」の精密設計を通じて「水素エネルギーの高度利用」「高効率な分子変換プロセス」「環境保全・浄化に有効なシステム」の構築を目指している。「触媒」をキーマテリアルとする化学により「エネルギー・資源・環境」に関する課題の解決に取り組んでいる。 |
名前 | 宮本 弘暁 |
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肩書き | 東京都立大学 経済経営学部 教授 |
プロフィール | 慶應義塾大学経済学部卒業、米国ウィスコンシン大学マディソン校にて経済学博士号取得(Ph.D. in Economics)。国際大学学長特別補佐・教授、東京大学公共政策大学院特任准教授、国際通貨基金(IMF)エコノミストを経て現職。専門は労働経済学、マクロ経済学、日本経済論。日本経済、特に労働市場に関する意見はWall Street Journal、Bloomberg、日本経済新聞等の国内外のメディアでも紹介されている国際派エコノミスト。著書に『労働経済学』(新世社)、『101のデータで読む日本の未来』(PHP研究所)がある。 |
名前 | 藤原 辰史 |
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肩書き | 京都大学人文科学研究所 准教授 |
プロフィール | 人間・環境学博士。京都大学人文科学研究所准教授。専門は農業史、食の思想史。2006年『ナチス・ドイツの有機農業』で日本ドイツ学会奨励賞、2013年『ナチスのキッチン』で河合隼雄学芸賞、2018年『給食の歴史』で辻静雄食文化賞、『分解の哲学』でサントリー学芸賞を受賞。『食べること考えること』『食べるとはどういうことか』ほか著書多数。2019年には第15回日本学術振興会賞受賞。 |
名前 | 生駒 芳子 |
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肩書き | ファッションジャーナリスト、日本エシカル推進協議会 会長 |
プロフィール | - |
名前 | 永井 一史 |
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肩書き | 多摩美術大学 教授、東京都立大学 客員教授、クリエイティブディレクター |
プロフィール | - |
関連講座
大奥の事件簿 (by 東京都立大学 飯田橋キャンパス)
江戸の祭礼 (by 東京都立大学 飯田橋キャンパス)