講座詳細情報
申し込み締切日:2022-08-07 / 芸術・文化 / 学内講座コード:”2221G107
人はなぜアートを求めるのか ~考古学から神経科学まで~
主催:東京都立大学オープンユニバーシティ[東京都立大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先:
問合せ先:
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
ou-kouza@jmj.tmu.ac.jp
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
- 開催日
- 8月17日(水)~9月21日(水)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 18:30~20:00
- 講座区分
- その他
- 入学金
- 3,000円
- 受講料
- 15,100円
- 定員
- 60
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
江戸の祭礼 (by 東京都立大学 飯田橋キャンパス)
講座詳細
【講座内容】
人はなぜアートを求めるのか
~考古学から神経科学まで~
東京都立大学オープンユニバーシティでは、オンライン スペシャル講座を開講いたします。オンラインならではの特性を活かし、全国の様々な研究者や専門家が登壇し、ユニークかつ興味深い講座を提供します。
今回は慶應義塾大学 論理と感性のグローバル研究センターのご協力により、オープンユニバーシティとの合同企画として『人はなぜアートを求めるのか』をテーマに、6回シリーズの講座をお届けします。
「アート」を求める。このことはどの民族、どの文化でも普遍的にみられます。ヒトは皆アートを求める、と言っても良いと思います。それはなぜでしょうか?展覧会には行列ができ、オークションでは天文学的な価格でも作品を我が物にしたい人たちが集まります。でも、それによってお腹がいっぱいになるわけでもないし、寒さが防げるものでもありません。アーティストは作品が売れなくても、時に迫害を受けても芸術活動を続けます。何が彼らを駆り立てているのでしょう。他のものを犠牲にしてアートのためのアートを追い求めるのはなぜでしょう。一方、アートは社会的に作られたものでもあります。ある時代の美は別の時代では美とみなされません。ある種の美は特定の文化の中でしか美とされません。しかし、普遍的な美というものもありそうです。そう、アートには謎がいっぱいなのです。
この講座では、アートを様々な角度から探求しようと思います。そのために様々な分野で美に携わっている第一線の研究者に講師をお願いしました。まず、はじめに五十嵐先生にアートの始まりとしての洞窟絵画を紹介していただきます。そもそも暗い洞窟の中で絵を残したこと自体が謎ですよね。そのように誕生したアートのその後の変遷を児童画と美術史の立場から後藤先生と星先生に解説していただきます。次にアートを体験するとはどのようなことか、星先生の講義では聴講生の方に実際に体験していただきます。アートを観ている時、脳の中では何が起きているのでしょう。石津先生がこの問題に挑戦します。そして、渡辺はヒト以外の動物がアートをどのように感じ、またその萌芽となる行動があるのかを解説します。最後にゲストをお呼びして講師全員でディスカッションをしたいと思います。
(講座オーガナイザー:渡辺茂) 協賛:慶應義塾大学論理と感性のグローバル研究センター
【講座スケジュール】
第1回 08-17 18:30~20:00
第2回 08-24 18:30~20:00
第3回 08-31 18:30~20:00
第4回 09-07 18:30~20:00
第5回 09-14 18:30~20:00
第6回 09-21 18:30~20:00
人はなぜアートを求めるのか
~考古学から神経科学まで~
東京都立大学オープンユニバーシティでは、オンライン スペシャル講座を開講いたします。オンラインならではの特性を活かし、全国の様々な研究者や専門家が登壇し、ユニークかつ興味深い講座を提供します。
今回は慶應義塾大学 論理と感性のグローバル研究センターのご協力により、オープンユニバーシティとの合同企画として『人はなぜアートを求めるのか』をテーマに、6回シリーズの講座をお届けします。
「アート」を求める。このことはどの民族、どの文化でも普遍的にみられます。ヒトは皆アートを求める、と言っても良いと思います。それはなぜでしょうか?展覧会には行列ができ、オークションでは天文学的な価格でも作品を我が物にしたい人たちが集まります。でも、それによってお腹がいっぱいになるわけでもないし、寒さが防げるものでもありません。アーティストは作品が売れなくても、時に迫害を受けても芸術活動を続けます。何が彼らを駆り立てているのでしょう。他のものを犠牲にしてアートのためのアートを追い求めるのはなぜでしょう。一方、アートは社会的に作られたものでもあります。ある時代の美は別の時代では美とみなされません。ある種の美は特定の文化の中でしか美とされません。しかし、普遍的な美というものもありそうです。そう、アートには謎がいっぱいなのです。
この講座では、アートを様々な角度から探求しようと思います。そのために様々な分野で美に携わっている第一線の研究者に講師をお願いしました。まず、はじめに五十嵐先生にアートの始まりとしての洞窟絵画を紹介していただきます。そもそも暗い洞窟の中で絵を残したこと自体が謎ですよね。そのように誕生したアートのその後の変遷を児童画と美術史の立場から後藤先生と星先生に解説していただきます。次にアートを体験するとはどのようなことか、星先生の講義では聴講生の方に実際に体験していただきます。アートを観ている時、脳の中では何が起きているのでしょう。石津先生がこの問題に挑戦します。そして、渡辺はヒト以外の動物がアートをどのように感じ、またその萌芽となる行動があるのかを解説します。最後にゲストをお呼びして講師全員でディスカッションをしたいと思います。
(講座オーガナイザー:渡辺茂) 協賛:慶應義塾大学論理と感性のグローバル研究センター
【講座スケジュール】
第1回 08-17 18:30~20:00
第2回 08-24 18:30~20:00
第3回 08-31 18:30~20:00
第4回 09-07 18:30~20:00
第5回 09-14 18:30~20:00
第6回 09-21 18:30~20:00
備考
参考図書:
『なんで洞窟に壁画を描いたの?―美術のはじまりを探る旅(13歳からの考古学)』五十嵐 ジャンヌ 著作
『科学と芸術-自然と人間の調和』酒井 邦嘉(監修)、日本科学協会(編集)後藤 文子 共著
『美の起源 アートの行動生物学』共立スマートセレクション、渡辺 茂 著作
『神経美学―美と芸術の脳科学―』共立スマートセレクション、石津 智大 著作
※高校生は専用ページからお申し込みください。
※高校生の参加は無料です。6回シリーズの講座ですが、高校生は1回だけでの参加も可能です。
※アーカイブ配信(録画)も視聴できます。
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
『なんで洞窟に壁画を描いたの?―美術のはじまりを探る旅(13歳からの考古学)』五十嵐 ジャンヌ 著作
『科学と芸術-自然と人間の調和』酒井 邦嘉(監修)、日本科学協会(編集)後藤 文子 共著
『美の起源 アートの行動生物学』共立スマートセレクション、渡辺 茂 著作
『神経美学―美と芸術の脳科学―』共立スマートセレクション、石津 智大 著作
※高校生は専用ページからお申し込みください。
※高校生の参加は無料です。6回シリーズの講座ですが、高校生は1回だけでの参加も可能です。
※アーカイブ配信(録画)も視聴できます。
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 五十嵐 ジャンヌ |
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肩書き | 東京藝術大学 非常勤講師 |
プロフィール | フランス国立自然史博物館博士課程修了。先史学博士。東京藝術大学はじめ複数の大学で非常勤講師。2016~17年に開催された「世界遺産ラスコー展」の学術協力者。専門は旧石器時代美術。著書に『なんで洞窟に壁画を描いたの?―美術のはじまりを探る旅』(新泉社)。 |
名前 | 後藤 文子 |
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肩書き | 慶應義塾大学 文学部 教授 |
プロフィール | 慶應義塾大学文学部教授。専門は西洋近代美術史。共著に『色彩からみる近代美術 ―― ゲーテより現代へ 』(三元社、2013年)、『共感覚から見えるもの ―― アートと科学を彩る五感の世界』(勉誠出版、2016年)、『科学と芸術 自然と人間の調和』(中央公論新社、2022年)など。 |
名前 | 星 聖子 |
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肩書き | 慶應義塾大学 論理と感性のグローバル研究センター共同研究員 北里大学非常勤講師 |
プロフィール | 慶應義塾大学理工学部物理学科卒業、文学研究科美学美術史分野博士課程単位満了取得退学。イタリアルネサンスおよびキリスト教美術を主たる研究分野とする。特に、15世紀ヴェネツィアの画家、ジョヴァンニ・ベッリーニの祭壇画を主たるテーマとし、中世から近世にかけての、キリスト教美術における空間表現、主題表現の変遷に関心を寄せる。 また、実験心理学と共同し、美術作品の受容と神経活動についても研究を行っている。 |
名前 | 石津 智大 |
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肩書き | 関西大学 文学部 准教授 |
プロフィール | 関西大学文学部心理学専修教授。芸術と美的感性を心理学と脳科学で研究する神経美学が専門。著書に『神経美学 ?美と芸術の脳科学?』(共立出版、2019年)など。 |
名前 | 渡辺 茂 |
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肩書き | 慶應義塾大学 名誉教授 |
プロフィール | 慶應義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻博士課程修了。文学博士(心理学)。慶應義塾大学文学部人間関係学系教授を経て、現在は慶應義塾大学名誉教授。1995年イグノーベル心理学賞受賞。2020年に第21回山階芳麿賞受賞。専門は実験心理学、神経科学、動物行動学、行動薬理学。主な著書として「鳥脳力」(化学同人社)、「ヒト型脳とハト型脳」(文芸春秋)、「美の起源?アートの行動生物学?」(共立出版)、「情動の進化)」(中山書店)、『動物に「心」は必要か 擬人主義に立ち向かう』(東京大学出版)、『あなたの中の動物たち ーようこそ比較認知科学の世界へ』(教育評論社)。 |
名前 | 山本 淳一 |
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肩書き | 東京都立大学 特任教授 |
プロフィール | 東京都立大学特任教授。慶應義塾大学名誉教授。公認心理師、臨床心理士、臨床発達心理士。 発達に偏りや遅れ、そのリスクのある乳幼児や児童の臨床発達心理学、応用行動分析学を中心に研究と臨床を進めている。著書に「ことばの獲得」(「臨床言語心理学の可能性」晃洋書房2019)などがある。 |
関連講座
江戸の祭礼 (by 東京都立大学 飯田橋キャンパス)