大学公開講座のセカンドアカデミー

【講座内容】
明和5年(1768)に刊行された鈴木春信『絵本江戸土産』は、単に名所や街並みの姿をヴィジュアルに描くだけでなく、行き交う人々の伸びやかな気分までもが伝わる、興趣あふれる絵本です。また、優れた筆致による挿絵の合間には、地誌『江戸砂子温故名跡志』を簡潔に引用するとともに、古今の和歌や狂歌、俳句を織り交ぜるなど、成熟した都市文化の中で育った絵師・春信の教養の高さを示しています。

本講座では、18世紀中期の江戸各所の光景を、同時代の名所記や地図情報も交えて分かりやすく解説いたします。お気軽にご参加ください。
毎回教材プリントを配布いたします。

【講座スケジュール】
第1回 01-12 13:30～15:00
第2回 01-19 13:30～15:00
第3回 01-26 13:30～15:00
第4回 02-02 13:30～15:00

単位数：1単位

※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。

お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	石倉 孝祐
肩書き	北区飛鳥山博物館学芸員 神奈川大学・國學院大學兼任講師
プロフィール	東京都生まれ。1998年より北区飛鳥山博物館学芸員。歴史表象論の立場から近世・近代の地域史研究に従事している。最近、担当した企画展に、『徳川家光と若一王子縁起絵巻』(2018)、『浮世絵の愉しみ』(2017)『日本・ベルギー友好150年 近代工業化のルーツ 滝野川反射炉展』(2016)がある。