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講座詳細情報

申し込み締切日:2021-09-08 / その他教養 / 学内講座コード:”2121Z103

リアルとリアリティ CG・VR・デジタル映像空間の制作技術とその魅力

主催:東京都立大学オープンユニバーシティ東京都立大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
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開催日
9月18日(土)
講座回数
1回
時間
14:00~16:00
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
1,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
リアルとリアリティ
CG・VR・デジタル映像空間の制作技術とその魅力
生物は、環境によって行動や判断が長い時間を経て変化して行く事は、進化として広く知られた現象です。人間が持つ様々な器官(視覚、脳)も、その例外では有りません。
人間の顔は、多くの場合「鼻」を頂点とし凸の形状を成しています。そのために、面白い現象が起きます。例えば、薄いプラスチックで出来たヒーローのお面は、ヒーローの顔が描かれた表面は、凸形状をしています。もちろん、お面の内側、つまり顔に当たる裏面は凹形状をしています。ところが、このお面を回転する台に立てて乗せ、回転台を回すと何と、ヒーローの顔が描かれた表面がこちらを向いている時だけでは無く、顔に当たる裏面がこちらを向いている時も、お面の表面の形状は凸形状に見えるのです。
これは「ホロウマスク錯視」として知られる現象です。人間は長い期間、凸の顔を見続けて来たので、凹の顔は無いと判断します。人間の感覚では、こうした物理的な事実とは異なる現象が置きます。こうした人間の持つ勘違いに名前を付けます。物理的な真実や事実「リアル」に対して、人間が感じる真実や事実の事を「リアリティ」と呼ぶ事にします。つまり、本講座の「リアリティ」とは、人間が感じている(感じたいと思っている)事実の事です。
CGでは、光源から照射された光が、物体に当たる事によって反射し、目やカメラに届いてその物体が見えるという物理的な仕組みを、数式にしてコンピュータソフトウエア化したものです。つまり、コンピュータの中で実際の光の世界をシミュレーションする事によって、画像を創り出す仕組みです。CGの初期には、世界で知られた光学的な数式を、どんどんソフトウエア化する事によって、CGの創り出す映像は、どんどん真実に近づいていきました。ところが、ある時点から、物理学的に正確に表現すればする程、何だか本物から遠ざかったような、ウソっぽい映像が出力される場合も表れるようになりました。
本講座では、人間の持つリアリティに近づくために、我々が行っている映像制作技術と、それが創り出す世界の魅力について触れたいと思います。

【講座スケジュール】
第1回 09/18 14:00~16:00

備考

プレミアム講座は東京都立大学教員の専門的かつユニークな研究の内容を紹介する講座です。興味のある方々に受講していただけるよう特別価格で提供しており、入会金も不要(一般の方)です。高校生は無料で受講できます。尚、当講座に関しては事前のキャンセルの場合でも受講料は返却いたしませんのでご了承願います。

【対象者】
一般・高校生

単位数:0単位

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 今間 俊博
肩書き 東京都立大学システムデザイン学部 教授
プロフィール 博士(学術)。
学生時代、NHK教育テレビ「みんなの科学」実験グループメンバー。日本初のCGプロダクション「JCGL」の立ち上げに参画し、多くのCG作品の制作に携わる。その後、デザイナーズCADの開発に従事。その後(株)イマジカ入社。インターネット事業NOMADの立ち上げに参画する。コンピュータの技術畑出身でありながら、早くからコンピュータ・アート分野への融合に取り組んだ。
2010年より首都大学東京(現:東京都立大学)教授。
著作に『CG入門セミナー』『CG基礎セミナー』など。
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