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講座詳細情報

申し込み締切日:2021-06-09 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:”2111Z103

フランスにおける聖母マリア崇敬 ノートルダム大聖堂と「出現」のマリア

主催:東京都立大学オープンユニバーシティ東京都立大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
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開催日
6月19日(土)
講座回数
1回
時間
15:00~17:00
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
1,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
私たちは聖母マリアについてどのようなイメージをもっているでしょうか?フランス各地の教会を見てまわって気付くのは、時代ごと、地方ごとにさまざまなマリアの顔があり、さまざまな信心のかたちが存在してきたということです。本講座では、私が旅の中で出会ってきたマリア像をとおして、多様なマリアの顔、そしてそこに込められた人々の信仰のありようを考察します。
聖母マリアに捧げられたノートルダム大聖堂はフランス各地に見られますが、なかでももっとも有名なパリのノートルダムは、キリスト教徒の、そしてパリ市民の心のよりどころとなってきました。祭壇わきには柱の聖母がおり、フランス人らしい優美な表情でパリを見守ってきました。聖母の衣を聖遺物としてもち、古くから重要な巡礼地であったシャルトルのノートルダム大聖堂には、「美しき絵ガラスの聖母」(ステンドグラス)と黒いマリア像があり、人種や宗教を越え、すべてを包み込む大地母神的存在でした。
19世紀、大革命後のフランスはコレラの流行、七月革命、二月革命など、疫病や暴動に見舞われ、社会的混乱のさなか、マリアが「出現」し、メッセージを伝えたとされています。1830年にはパリで、1846年にはラ・サレットで、1858年にはルルドで、マリアの「出現」が記録され、それぞれの場所が新たな巡礼地として、人々の集う場所となっていきます。それぞれのマリアはどのようなメッセージを伝え、どのような図像が作られていったのでしょうか。

【講座スケジュール】
第1回 06-19 15:00~17:00

備考

【関連文献】
東京都立大学機関リポジトリ https://tokyo-metro-u.repo.nii.ac.jp/
・大須賀沙織「バルザックにおける聖母マリアの出現」、『人文学報』、2019、p. 241-264.
・ドミニック・ミエ=ジェラール「ポール・クローデルと〈表徴〉の詩的=霊的体系
―おとめマリア、教会、聖書」、大須賀訳、『人文学報』、2019、p. 163-179.

※高校生の参加は無料です。
※高校生は専用ページからお申し込みください

単位数:0単位

講師陣

名前 大須賀 沙織
肩書き 東京都立大学人文社会学部 准教授
プロフィール 早稲田大学文学部卒業、同大学院文学研究科フランス文学専攻修士課程修了。ロータリー財団国際親善奨学生、フランス政府給費留学生としてパリ第4(ソルボンヌ)大学に留学、同大学Master2課程修了、同博士課程修了。博士(文学)。早稲田大学文学部フランス語フランス文学コース助教を経、2017年より東京都立大学人文社会学部フランス語圏文化論教室准教授。専門はバルザックにおける神秘思想とキリスト教文化。著書にS?raph?ta et la Bible(『セラフィタと聖書』)(Paris, Honor? Champion, 2012)、翻訳(共訳)にバルザック『神秘の書』(水声社、2013)がある。
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