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講座詳細情報

申し込み締切日:2020-11-03 / 芸術・文化 / 学内講座コード:”2030Z101

【オンライン講座】アンチアクション 日本戦後絵画と女性画家 ~草間彌生の軌跡を中⼼に~

主催:東京都立大学オープンユニバーシティ東京都立大学 飯田橋キャンパス(東京都) / 東京都立大学 南大沢キャンパス(東京都) / 東京都立大学 荒川キャンパス(東京都) / 東京都立大学 日野キャンパス(東京都) / 東京都立大学 秋葉原サテライトキャンパス(東京都) / 東京都立大学 その他() / 東京都立大学 オンライン講座(東京都)]
問合せ先
東京都公立大学法人 東京都立大学
東京都立大学オープンユニバーシティ
TEL: 03-3288-1050
FAX: 03-3264-1863
https://www.ou.tmu.ac.jp/web/
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋3-5-1東京区政会館3階
YouTube Logo
開催日
11月13日(金)
講座回数
1回
時間
18:30~20:30
講座区分
1回もの 
入学金
 - 
受講料
1,000円
定員
30
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【講座内容】
第二次世界大戦後、1940年代末から1950年代半ばに女性の美術家が活躍した時代がありました。GHQの主導により男女平等が法制化したこの頃、各界で女性の進出が推奨され、美術の領域でも多くの若い女性が展示を行い、賞を受賞し、批評的注目を集めたのです。しかしながら、この傾向は長いくはつづかず1960年代までに美術界は再び男性中心の世界に戻り、彼女たちの多くは歴史に埋もれてしまいました。別の言い方をすると、現在でも知られるこの世代の女性アーティストは、なんらかの方法で生き残ってきたということです。
本講義では、「アンチ・アクション」という概念を使い、草間彌生、田中敦子、福島秀子という三人の美術家が、絵画の創作実践を通じて、いかにこの時代の波をくぐり抜け、独自の表現に至ったかを考察していきます。「アンチ・アクション」とは、当時世界中を席巻していた「アクション・ペインティング」という、アーティストを英雄的で男性的な存在と見る言説に対して、ここで取り上げる女性のアーティストが否定的な見解を持っていたことから編み出された思考のための枠組みです。「アンチ」といってもそう単純ではなく、彼女たちは、女性らしさのステロタイプにとらわれることなく、しかしなお女性である自らの創作を時代に印づけていくために工夫をしていました。その姿を知れば、それぞれの作品はまた違うものに見えるでしょう。

※高校生の方はこちらの専用申込ページよりお申し込みください。

【講座スケジュール】
第1回 11-13 18:30~20:30

備考

プレミアム講座は東京都立大学教員の専門的かつユニークな研究の内容を紹介する講座です。興味のある方々に受講していただくよう特別価格で提供しており、入会金も不要(一般の方)です。高校生は無料で受講できます。尚、当講座に関しては事前のキャンセルの場合でも受講料は返却いたしませんのでご了承願います。

単位数:0単位

講師陣

名前 中嶋 泉
肩書き 東京都立大学准教授 人文社会学部 人文学科 表象文化論教室
プロフィール 博士(学術:一橋大学)。国際基督教大学卒業。リーズ大学大学院美術史学研究科修士課程修了、フルブライト奨学生としてカリフォルニア大学バークレー校にて客員研究員、一橋大学大学院言語社会研究科博士課程単位取得退学。2016年より首都大学東京人文社会学部准教授。専門分野は近現代美術、フェミニズム美術、フェミニズム、ジェンダー理論。2019年9月に『アンチ・アクション―日本戦後絵画と女性画家(ブリュッケ)』を上梓。
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