大学公開講座のセカンドアカデミー

春期講座から引き続き、金彩の装飾法を学んでゆきます。
350年余り前、九州の伊万里港からヨーロッパ大陸へ黄金よりも貴重な宝物として海を渡った磁器文化。古伊万里と呼ばれ、後に伊万里焼と呼ばれるようになりました。ヨーロッパの王様や貴族達を魅了し、遂にドイツのマイセン地方で、アウグスト強王のもとにヨーロッパ初の磁器文化が誕生したことは有名です。その高い文化は、伝統的な技術と芸術性は様式を変化させながらも、現代に脈々と受け継がれています。
私達も先人達が遺してくれたすばらしい作品を鑑賞したり、食文化と共にある「器」に描いてゆく楽しさを味わいながら、よい作品をつくっていきましょう。

名前	小松　千恵子
肩書き	本学非常勤講師
プロフィール	こまつ　ちえこ　東京生まれ。実践女子大学国文学科卒業後、目黒星美学園国語科教師。その後海外と東京で日本語を教える。様々な国の人々と出会い、異文化理解を深める。20数年前、趣味で始めた磁器上絵付けに魅了され、ポーセリン・ペイント講師認定資格を取得する。現在、八王子市生涯学習センター南大沢分館ポーセリン・ペインティング講師。都内デパート、ギャラリーにて、磁器絵付けアクセサリー展を開く。