大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・儒教についての理解を深める。
・日本人が何を考えてきたかを儒教を中心に知る。
・現代社会に生きる我々に儒教の智恵を生かす。

【講義概要】
どんなに抽象度の高い思想であっても、思想はその思想家個人の人生と密接に関係しています。そこで日本の儒教思想史を列伝のスタイルで儒学者ごとに見てゆきたいと思います。日本の儒教が多彩な展開をした江戸時代から取り扱いますが、講義でお話ししたい儒学者の数は多く、それをむりやり8回に収めることはしませんので、今回触れていない儒学者には今後登場してもらう予定です。今期取り上げるのは、林羅山、山崎闇斎、山鹿素行、安積澹泊、中江藤樹、熊沢蕃山、貝原益軒、新井白石です。なお、この講座には過去の日本儒教史の講座から再構成した部分がありますが、内容に関して増補改訂しています。

【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/10(水) 林羅山：江戸儒教の始まり
第2回 2024/ 1/17(水) 山崎闇斎：朱子学原理主義と垂加神道
第3回 2024/ 1/24(水) 山鹿素行：士道・古学・日本主義
第4回 2024/ 1/31(水) 安積澹泊：前期水戸学と大日本史
第5回 2024/ 2/ 7(水) 中江藤樹：「近江聖人」の孝思想
第6回 2024/ 2/14(水) 熊沢蕃山：風土論と経世済民
第7回 2024/ 2/21(水) 貝原益軒：博物学と教訓書
第8回 2024/ 2/28(水) 新井白石：儒教的合理主義

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	森 和也
肩書き	公益財団法人中村元東方研究所専任研究員
プロフィール	1967年鳥取県生まれ。早稲田大学第一文学部卒、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、中央大学兼任講師、NHK学園講師を兼任。専門分野は日本思想史。著書：『神道・儒教・仏教─江戸思想史のなかの三教』(ちくま新書)。