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講座詳細情報

申し込み締切日:2023-10-11 / 宗教・哲学 / 学内講座コード:330708

シェイクスピアからみる21世紀の経済

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月13日(金)~11月24日(金)
講座回数
6回
時間
13:10~14:40
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
20,493円
定員
36
その他
会員受講料: 17,820円(入会金は8,000円(税込))
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・中世から近代への移行期に活躍し、近代への懐疑を有していたシェイクスピアは、近代からポスト近代への移行期である21世紀の現代人にとって羅針盤となってくれている。
・来るべき社会がいかなる時代になろうと、シェイクスピアの戯曲、とりわけ悲劇は21世紀の激動の時代に生きる力を与えてくれる。
・イーグルトンがいう「シェイクスピアを読むと、彼がヘーゲル、マルクス、ニーチェ(中略)の著作を、きっとよく読んでいたにちがいないという感慨を禁じえない」を具体的に理解する。

【講義概要】
 現在は「歴史の危機」である。「長い16世紀」という歴史の危機に生きたシェイクスピアは来るべき近代を見通していた。彼は近代が明確な形で現れてくる半世紀も前に近代の抱える問題点をなぜ指摘できたのかを本講座で学んでいく。そのことによって、21世紀はいかなる時代であるかについて考える。
 『ベニスの商人』では所有権を極限まで追求すると殺人が起きることを示唆しており、21世紀になって国際NGOであるOxfamが2022年に”Inequality Kills”(不平等は殺人)であると報告書を公表している。『マクベス』では王権の正統性を取り上げているが、21世紀は資本の正統性に置き換えて読むことができる。

【各回の講義予定】
第1回 2023/10/13(金) 古典を学ぶ意味
第2回 2023/10/20(金) 『ヴェニスの商人』と所有権
第3回 2023/10/27(金) 『ヴェニスの商人』と人種差別
第4回 2023/11/10(金) 『ヴェニスの商人』と資本論
第5回 2023/11/17(金) 『マクベス』と資本の正統性
第6回 2023/11/24(金) 『リア王』と民主主義論、分配論

備考

【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、12/1(金)を予定しています。
◆参考図書として『ヴェニスの商人』(福田恆存訳、新潮文庫)、『マクベス』 (福田恆存訳、岩波文庫)、『シェイクスピア 言語・欲望・貨幣』 (大橋洋一訳、平凡社ライブラリー)をお読みいただくとより理解が深まります。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 水野 和夫
肩書き 法政大学教授
プロフィール 愛知県生まれ。博士(経済学)。専門分野はマクロ経済学。三菱UFJモルガン・スタンレー証券(1980八千代証券入社-2010)、内閣府大臣官房審議官(2010)、内閣官房内閣審議(2011)、日本大学教授(2012-15)、法政大学教授(2016-現在)。著書に『100年デフレ』(2003)、『終わりなき危機』(2011)、『資本主義の終焉と歴史の危機』(2014)、『次なる100年』(2022)などがある。
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